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海外Youtuber、イタリア舞台の洋画から見る、海外に暮らす人がやっている豊かになれる習慣

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はじめに

最近日本でも自分の暮らしのルーティンを紹介する動画の流行が目立っていますが、以前からモーニングルーティン動画やナイトルーティン動画は、海外で人気がありました。素敵なあの人がどんな暮らしをしているのかを知ることは、暮らしに隠された素敵になれるヒントを知ることでもあります。特に海外は、暮らしがお洒落に見えることから、日本でも参考にしている人たちも多いと思います。こちらではそんな海外のYoutuberがやっている素敵な習慣を、イタリアを舞台にした洋画から見える豊かな習慣とともにご紹介します。豊かな暮らしとはなにか?その答えに近いものがあるはずです。

 

そもそも豊かな暮らしとは何か?

 豊かな暮らしの答えは"旅”にあり?

「どこか遠いところに行きたい」「今ある暮らしとは別の体験をしたい」この欲望は時代や年代に関わらず共通してあるように思います。家を空けてわざわざホテルや旅館に泊まりたいと思うことは、よく考えてみれば変なことのようにも聞こえます。家に帰ればご飯もお風呂も布団もあります。『ご飯を食べてお風呂に入って眠る。朝起きて朝風呂をしてご飯を食べて出かける。』これだけ聞けば全部自宅でできることです。でも「だから泊りに行くのはやめよう」とはなりません。これをするためだけにでもホテルに泊まりたいと思っています。ホテルに泊まることが特別なことだと思うということは、丁寧に暮らすことが自分を癒してくれるということを、みな心のどこかで自覚しているのです。


お洒落さと非日常さ

例えば、休日に自分の家から程近いところに観光に出かけるとします。家で『ご飯を食べてお風呂に入って眠る。朝起きて朝風呂をしてご飯を食べて出かける。』のと、ホテルに泊まって『ご飯を食べてお風呂に入って眠る。朝起きて朝風呂をしてご飯を食べて出かける。』のとでは全くテンションが違いませんか?それはきっと『ご飯を食べてお風呂に入って眠る。朝起きて朝風呂をしてご飯を食べて出かける。』、まさに“暮らし”がお洒落で非日常化したからではないでしょうか?


ゆっくりと流れる時間

家ではテレビをつけてそれをぼうっと眺めている過ごし方が、ホテルだと温泉に浸かりながら夜景や夜空などの景色を楽しむ過ごし方に変わり、ホテルの部屋は綺麗に整頓されて余計なものがない分、気が散ることなくベッドでゆっくり本を読んで過ごすことができます。普段はゆっくり話す時間がなかった人とゆっくりと語らうこともできるかもしれません。同じ観光地に観光しているにも関わらず、ホテルに泊まった時の方が満足度・充実度が高く感じられるのには、流れる時間の速さが関係しているはずです。


コツさえ分かれば豊かな暮らしは作れる

ただの“暮らし”を別の場所でするだけで気持ちが変わることの裏を返せば、家でも工夫次第で満足度・充実度を上げられるということにもなります。旅に出ると先に述べたように過ごし方が変わり、それに伴って満足度・充実度が上がっています。暮らしの一部である食事を心から楽しむこと、暮らしの一部である入浴を全身で味わうこと、暮らしの一部である寛ぎの時間をテレビではなく読書で静かに過ごし、時に語り合うこと。これらによって暮らしの質が向上できるということが、ほとんど証明されているのですから。


豊かな暮らしを叶えるコツ

 お金がモノを言う理想より、自分で創り出せる理想を

大きい家に住みたい、高級車に乗りたいなどが思い浮かぶ人もいるかもしれません。もちろんとても素敵な夢ですが、それらは一度手に入れてしまえば満足感を得られます。ただ、今ある自分の住まいを素敵に見せるための工夫や、今ある自分の車を綺麗に保つための習慣は、いつまでもあなたに満足感をもたらします。つまり豊かな暮らしを考える上でのコツは、買い足せるモノというよりは、日々行う行動に対する工夫という視点を持つことなのです。例えば、朝の時間に花に水をやりながらコーヒーをゆっくりと飲んで過ごすことや、読書を楽しむこと、ヘアトリートメントやヨガなど自分を労わる時間をたっぷりと持っていることなど、どれも手に入れるのにはそんなに難しくないようなことばかりです。


 理想の暮らしの鍵は"時間をかける”こと

余裕のある豊かな暮らしの鍵を握っているのは紛れもなく時間です。お金次第の大きな家や高級な車よりも、時間次第の豊かな習慣を手に入れることのほうが、日々その都度幸せを感じられ“豊かさ”をしみじみと実感できるからです。例えばお花を飾ることは、花瓶のお手入れや枯れてきたら新しいものを用意するなど手間がかかることです。自分の体を鍛えるために毎朝ヨガやトレーニングをすることは、地道で根気のいることです。自分のためだけにコーヒーを豆から挽いて用意したり、ホテルさながらに盛り付けた朝食を用意するのは面倒に感じるかもしれません。けれど、これらのことは例え一輪挿しでも、例えトレーニング場所がジムでなくても、コーヒー豆が一番安価なものだとしても、とてつもない満足感を与えてくれるのです。

 

豊かな暮らしをする人たちのしている習慣

水を飲む

起床後すぐに行っているのが水を飲むこと。まず朝起きたら、枕元に用意してあるボトルやストロー付きのメイソンジャーなどの常温の水を摂るようにしているようです。中にはスライスしたレモンを入れたり、レモン果汁などを絞って入れる人もいました。美肌の秘訣としても水を摂ることは良いこととされています。海外の美しいYoutuberたちは、必ず水を飲むようにしており、そのことからも暮らしに欠かせない習慣であると言えるでしょう。常温の水を愛飲しているのも特徴の一つです。

 

 

コーヒーまたは紅茶または緑茶を飲む

水を飲んだ後はすぐコーヒーの支度をする、そんな海外Youtuberは多いです。コーヒーはカフェインが豊富に含まれているため、脳を目覚めさせるのに効果的とされているというのもそうですが、海外は特にコーヒーの文化が根強くあります。確かに、コーヒーだと雰囲気が出ますよね…香りも良く朝から幸せな気持ちにしてくれます。ミルクを足して少し甘くして飲むのも幸せです。そもそも温かい飲み物を時間をかけて飲むというのは心がほっとしますよね。海外Youtuberにはコーヒーだけでなく、紅茶派やなんと緑茶派もいました。朝の時間が楽しくなるように、朝のホットドリンクのレパートリーはいくつかあっても楽しめそうですね。

 

キャンドルを灯す

海外は雰囲気づくりがとても上手です。インテリアなども実用性だけでなく見た目がお洒落で落ち着くデザインであることが多く、キャンドルを灯す文化もその雰囲気づくりの一環としてあるのでしょう。日本人にとっては、キャンドルは夜に灯す印象ですが、朝起きてすぐにキャンドル灯しています。香りがアロマの役割を果たしてくれますし、時間帯関係なく雰囲気が良い部屋で過ごすことによって、朝から気分よく過ごせる効果があるからかもしれません。キャンドルは大き目のものが多く、芯が3つあるものが存在感がありインテリアにもなるので、灯していないときでもお洒落な部屋を演出できますよ。

 

ブランケットやクッションを用意する

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リビングに置いたソファにも、ベッドにも、出窓のところにつくったちょっとしたスペースにも、クッションが置いてあるのが海外流。海外では起床後すぐにベッドメイキングをしていて、寝るときは床に下ろしていたクッションをベッドに綺麗に並べていくのですが、大きなクッションを3~6個を順番に重ねた後で真ん中にぬいぐるみや、アクセントになるクッションを置いています。海外の“寛ぎ”に欠かせないものがクッションなのかもしれません。同じようにブランケットも良くソファやイスにたゆませて置いてあり、それがまた寛ぎの雰囲気を良い感じで醸し出しています。

 

体を動かす

暮らしに余裕がある人はやっぱり体を動かしています。本格的にジムまで出向いてワークアウトする方法だけでなく、家の中でYoutubeを見ながらヨガのポージングをしていたり、同じくYoutubeで一連の筋トレメニュー動画を流しながら取り組んだりと方法は様々です。朝行うヨガは10分でも良いと思います。実際Youtubeで見ることができるヨガの動画は10分くらいのメニューもあります。でもそれをやるだけで体の動き方が全然違ってくるので見習うべき習慣と言えるでしょう。ヨガまでの本格的なところが難しくてもストレッチをする心がけは良いと思います。普段何気なく生活しているとストレッチすらする機会が少なくなるので、10分でもきちんと時間をとって体を整えることが大切なのですね。

 

 

瞑想をする(自分の方向性を見直す)

瞑想というと大袈裟かもしれませんが、自分がどうなっていきたいか、今の自分は何を1番気にしているかなど立ち止まって考えることが大事です。瞑想のポーズをとり、無音でじっと目を閉じる時間を作るばかりが瞑想ではなく、ただ腰掛けて温かい飲み物片手にぼーっとしながら、自分見つめる時間にもそれに近い効果を期待できます。目の前にあることを片付けていくうちに1日が終わるように、人生もそうやって過ぎていくのは勿体ないことです。だから一度居直って自分の今いる場所とこれから進むべき道を確認することで、少なくともあなたの人生が流れていくことはありません。

 

 

読書をする

没頭しリラックスする

体を動かすことが体を健康に保つことであるとするならば、心を豊かに保ってくれるのは読書です。海外のYoutuberも朝ベッドの中で本を読んでみたり、夜全てのやることが終わった後でゆっくりと座って読書を楽しんでみたりと、意外と読書が暮らしの中に身近にあるのが分かります。本を読むことはスマホでニュース記事を読むことや、動画を見ることとは異なる充実感を与えてくれます。一つの物語を読み進めていく快感は何にも代えられません。自分の頭の中にイメージを創り出し、自分のイメージの声で主人公が話をし、時には自分自身が主人公になりきって感情移入するなど、夢中になることは一番のリラックス効果を得られます。本を読むその“時間”自体があなたを豊かにしてくれます。

 

お気に入りの本を一冊持つ

本を読まなくなっている人もたくさんいると思います。私もきっとその中の一人かもしれません。でも、お気に入りの本は持っておくべきだと思っています。お気に入りの本の話をする機会は数少なくても、好きな本を持っているとそれだけでその人の魅力が伝わる気がします。好きな本分だけの深みのある人間になれるような。そのためか本のある家は雰囲気があり、深みのある印象になります。本を交えて友人と関係が深まるなど、全くの知らない人でも同じ本を知っている、好きだというだけで気心が知れる気がしますよね。

 

 

お気に入りの花瓶を持つ

ある洋画で、主人公が自分のかつての住まいから必要なものを運び出すシーンで、ほとんどのモノを置いていくというシーンがあります。そして段ボール3箱と帰り際に目についたブルーが綺麗な小さな花瓶を持って家を出ていきます。ベッドでもソファでもなく花瓶を選んだ彼女の選択は実に面白いものでした。絶対に暮らしていくのに必要なものと思われがちなベッドなどを選ばず、必要不可欠でない花を入れる花瓶を選ぶのですから。ただ、花瓶は“生活”には必要ないですが、“暮らし”には必要です。そしてお気に入りのモノは暮らしには絶対に必要なことです。心ときめくモノを選ぶ暮らしは楽しいですね。

  

 

食事を楽しむ

全てが本格的なものでなくていいのです。フランスパンに何かを乗せただけでも立派なパーティーメニューになるように、綺麗に並べるということは食卓を楽しいものに変えてくれます。彩りやテーブルがいっぱいになるように食べ物を並べてみましょう。それだけで心が晴れやかになり、自然と楽しい食事になりますよ。テーブルいっぱいに並べられた彩り豊かな食卓を、誰かとワイワイ囲むのって楽しいことですよね。

 

 

自然と共存する

どんな共存の仕方でも良いのですが、都会に住んでいても外や公園を散歩したり、観葉植物を家の中で世話したりと、いつでも自然と環境を持つことは人間にとって大切です。イタリア舞台の映画には、木々が生い茂る裏庭や、果物やオリーブの畑などが一面に広がるような風景を見せてくれます。そういった自然豊かな場所だからこそ心休まり、人との触れ合いがより一層嬉しいものになります。街の中での都会的な暮らしは、楽しみも魅力的なモノも豊富で素敵ですが、自然豊かな場所には、自分の中にある豊かさに気づかせてくれるものです。

 

 

ゆっくりとした時間を過ごす 

 絵葉書を書いたり、友達と電話したり、本を読んだり、身近な人を招いて夕食を振舞ったり…結局はすごく豪華なパーティーではなく、日常の中にある行動が人を心から幸せにするのです。ある洋画では外にあるイスとテーブルにワインのボトルとコップを用意して、疲れた体を癒していました。ワインボトルを真ん中に置いて、右目を瞑ったり左目を瞑ったりして、ワインボトルの位置が左に右にずれているかのように感じる、子供みたいな遊びをして時間を過ごすシーンがあります。つまり、何もしない。するなら一つのことだけする。そんな時間の過ごし方にこそ幸せへの近道があるのです。

 

 

 

モチーフとなったイタリアが舞台の洋画「トスカーナの休日」について

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あらすじ

離婚することになってしまったアメリカの作家が、慰安旅行でイタリアに旅行をし、その場所でなんと家を買って住んでしまうというお話です。主人公が自分の居場所を探し、安らげる場所を作り上げていく過程で、心地よい暮らし探しのヒントになりそうなシーンがたくさん出てきます。自分の居場所を作る間に関わる人々は、陽気で優しく気ままです。そして時折映るイタリアの美しい街並みや自然を見ることができ、現代的なエピソードもありながら心が落ち着く映画となっています。

 

 

暮らしを作り込む過程が面白い

この映画には、イタリアならではの暮らしを楽しむコツが詰まっていました。オリーブ畑が広がっているような自然豊かな場所で、美味しい食事と、美しい景色と、楽しい人たちとの交流を経て、暮らし上手になり幸せになっていく主人公から、私たちも学べることがありそうです。主人公が購入する物件は、確かに年代物で素敵な雰囲気のある家だとは思いますが、家具も揃わず、むき出しの壁は剥がれているところもあり、蛇口をひねっても水が出ない水道付きなんて、正直魅力的な物件かと言われたら微妙なところです。それでも購入したというのは、主人公が置かれている状況(離婚直後)という理由だけでなく、住処を作り上げていく楽しさを知っているからとも言えるでしょう。自分の持ち家だけでなく、賃貸でも自分の工夫次第でお部屋は自分好みに変えられるのです。

  

「素朴だけれど幸せ」を教えてくれる

この映画に出てくるシーンはどれも素敵であるのに、どれも素朴で何一つ特別なことはありません。暮らしを楽しむことには、膨大なお金をかけることは必要ではないということでしょう。どちらかと言えば、必要なのは時間です。時間をかけて何か一つに取り組んでみる時間を作るだけで、きっと充実した感覚を味わえますよ。グラスとワインだけを持ち、景色だけをつまみにする時間が、私たちにどれほど足りていないかを教えてくれる映画です。

 

 

さいごに

豊かな暮らしをしている人の日々の暮らしを見てみると、共通して取り入れられている活動がたくさんありました。「習慣によって人生が変わる」と言われるだけの影響力が、習慣にはあることを教えてくれます。彼らの習慣は、健康を維持でき、かつ知識をつけたり、何かを創造する文化的な側面のある、バランスの取れた習慣です。健康のことを考えた飲み物の選択や運動の習慣、知的で人間らしく生きるための読書や自分を見つめ直す習慣。どれもゆっくりとした時間自体を楽しむ、素朴で最低限なことかもしれませんが、そんなことを大切にしているところが幸せのポイントなのかもしれません。

 

KATO