幸せ暮らしのコツブログ

幸せな暮らし、幸せになる方法を探す人のためのブログ

暮らしに時間を掛ける時代

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はじめに

家に帰って来るということほど、幸せなことはありませんね。
家というのは安らぐことができる場所で、気持ちが落ち着く場所です。
どの時代も家は整えられ、居心地の良さを追求し続けられてきました。
人類が、"自分の家”というものを持ち始めたときから、最初は土間だったところに、座り心地がよくなるように藁を敷き、
最初は何もなかった入り口に、外から見えないように簾を立てかけ、最初は殺風景だった棚に、綺麗な石や綺麗な貝などを並べてきました。
家の歴史こそがまさに、人類の文明の証ともいえるのではないでしょうか。

暮らしに時間をかける時代

日々の暮らしをおざなりにしていないか?

さて、家という"自分の空間”を大切に作り上げていくことに時間を費やしていますか?
つまりはこれは、"自分の暮らしに時間を費やしているか?”と同義だと考えていますが、今こそこの問いに真摯に向き合う必要があるのです。
むかしむかし、原始人上がりの私たち人類が、自分たちの寝床を居心地よく整えてきたのには、きっと意味があるはずです。
しかし、彼らと違い私たちは、なぜかその部分をないがしろにしがちな現代を築きつつあるように思いませんか。
だからこそ今、ライフスタイルを語る人々がまた現れているのだと思います。
彼らは、自分の空間をおざなりにしている我々に警鐘を鳴らすために現れたのです。

これまでの「働く時代」

文明を発達させるための労働の時代

文明や産業が発達するときに、「もっと働こう!」「働くことは豊かなことだ!」と語る人々がいたことでしょう。
現在のライフスタイルを語る人々と同じ働きをしている人であったはずです。
原始人もはじめは自分たちの範囲の食料や暮らす場所など生きることだけを考えていました。
しかし、その後村のような単位から国単位へと世界が変化を遂げ、自分たちの周りのことだけでは生きていけないことに気が付いたのです。だからもっと周りに貢献しよう、と活動家たちが警鐘を鳴らしていました。

巡り巡って暮らしを大事にする時代

地球上のものは全てこうしてバランスをとるようにできているのでしょうか?と思うくらいに、自分の暮らしに時間を費やしていたかと思えば、自分たちの外の世界に働きかけることがトレンドになり、そして今また、自分たちの暮らしのことにもう少し時間を割くべきでは?という世の中になってきています。つまり、私たちは自分たちの暮らしの在り方について考えるべきタイミングにあるのです。文明を発達させるために頑張ってきた我々が、自分たちの暮らしを丁寧に暮らすことよりも、仕事をすることに力を注ぎすぎて、暮らしに時間をかけることに憧れを持つほどに、それは遠い存在になっていたのでしょう。

”暮らすこと”に時間をかける

時間が掛かるものを敢えて選んでみる

これまでは自分の暮らしの外での活動、つまり働くことに特化した時代を送ってきました。外に出て働く人が日々の家事や暮らしを効率よく行えるような考え方やグッズなどが流行していたように思います。冷凍食品の普及や料理をいかに時短で取り組むかなどがその例です。もちろんこれらのアイデアはとても画期的であり、これからも上手に活用させてもらいたいものではありますが、これからは自分たちの暮らしにもう少し時間を割く時代です。そして、敢えて昔からある方法で行うことを"贅沢”"お洒落”と捉える時代でもあるのです。コーヒーの淹れ方としてはインスタントコーヒーはまさに画期的なものでしょう。しかしそれをハンドドリップで淹れたり、ご飯を炊飯器ではなく土鍋で焚いてみたりするだけで、時間はかかりますがいつものコーヒータイムが、いつもの食事が楽しくお洒落なものに変えられるのです。

目の前の時間を楽しむ

まずはキャンプを想像してみると分かりやすいかもしれません。キャンプに行ってテレビを見たり、スマートフォンで時間をつぶしたりはしないですよね。火起こしから始める丁寧な食事作りの時間は、普段の家事の時間と違って、それ自体が楽しく感じるでしょうし、一緒に行った人たちと焚火をしたり、釣りをしたり、海に行ったり、コーヒーを楽しんだり、ゆっくり語らいながらテントに寝転がったり、星を眺めたりしながら過ごしていると思います。これは、場所が変わっているということもあるかもしれませんが、意識が違うから楽しめているのです。ベランダや庭にテーブルとイスを置いて、マグカップにコーヒーを淹れて面と向かっておしゃべりなんて、できるかできないかでいえばできるけれどやりません。つまり、場所がそうさせているだけでなく、キャンプの場ではその場を楽しもうとする意識、そのこと自体を味わおうとする意気込みがあるから楽しいのです。

さいごに

今の我々に必要なことは、自分の暮らしにもっと時間を割くことです。敢えて時間が掛かるやり方を選び、目の前の時間だけを楽しむことで、手間はかかれど暮らしがぐっと豊かになることでしょう。これまでのトレンドは、家の外での楽しみ方でした。しかし、現代のトレンドは家での暮らしを楽しむ暮らし方と言っても過言ではありません。家での暮らしを楽しむこと自体が「お洒落」な時代なのです。時間が掛かるものほど味があり、人生への満足度が上がるはずです。


KATO

幸せになるための言の葉コーディネート

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はじめに

素敵な人が素敵な服を纏っているように、幸せな人は幸せになる素敵な言葉を纏っているもので、口にする言葉を大切にしています。言葉を扱う我々人間にとって、言葉は全ての原動力になっていることに気がついているからです。お腹が空いたことも「お腹が空いた」と言葉で認識し、「何を食べよう?」と頭の中でささやき腹ごしらえができます。言葉が全ての源であるからこそ、その言葉を変えることで行動が変わっていくのです。

偉人も語る習慣の力

言葉の習慣が変われば人生が変わる

アメリカの哲学者であり心理学者でもあった、ウィリアム・ジェームズの『心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。』に近いものがあるのかもしれません。『心が変わる』の前にあるのが、『言葉を変える』であるからです。『言葉が変われば心が変わる』のです。心で何かを考えるにしろ、行動をする前のきっかけにしろ、私たちは言葉を用いています。どういう言葉を使って考え、考えをどの言葉で表現するかは、どんな行動をしていくか、どんな考え方を持つのか、自分を導くものになり得るのです。

ハッピーな言葉を使えばハッピーになる

嫌なことが起こらない人生を送る人の小技

嫌なことがあった日、落ち込んだ日、うまくいかなかった日。どんな人にも平等にブルーな日は訪れています。でもいつでもハッピーに見える人には、ブルーな日なんかないように思えますが、実は彼らには、本当に嫌なことは起こっていないのです。厳密に言えば、ハッピーな人はブルーな日をハッピーな日に変える方法を知っているということです。いつも幸せそうに見える人は、嫌なことが起こったら、誰かのせいにしたり、誰かの悪口を言ったりせず、嫌なことが起こった本当の原因を見ることができています。「何が原因だったのだろうか?」と考えることができ、その結果、周囲から気の毒がられるような出来事も学びという前向きな事柄に変えてしまうのです。「ハッピーな言葉」は「前向きな言葉」です。どんな行動をするかを決めるのは自分です。そして自分の行動をつかさどるのは考えを形にした言葉です。だからこそ自分の考えをどんな言葉で表すかによって人生が変わるのです。

言葉を変えればハッピーになる理由

当然、ハッピーでないことが起きているかどうかは、ハッピーでないことが起こっているのかどうかを認識してはじめて分かります。逆も然りで、ハッピーだと自分に認識させれば、それはハッピーであるのです。人それぞれに幸せだと思うことが違うのは、それぞれの人の考え方が異なるからです。つまり、幸せは考え方に紐づいているのです。そしてその考えは言葉によって生かされています。使う言葉、選ぶ言葉が自ずと私たちの考え方を作り、私たちの行動を変え、人生を変えるのです。私たちの言葉は私たちが操っているように見えて、私たち自信も言葉に操られることがあります。それは良い意味でも悪い意味でもあるのです。

言葉の習慣で人生を変える

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悪い言葉の習慣は幸せを遠ざける

言葉が全ての源であるなれば、良くない言葉を使うことは良くないことの始まりとなるということです。例えば、誰かのことを陰で悪く言うとするならば、結果的にあなたは貴重であったかもしれない人脈を失い、周りからの信頼も失うことになるでしょう。良くない言葉を言う人に本当の意味でついて来る人がいないのは、全ての人が幸せになるために生きているからです。幸せになりたいという本能が、良くない言葉を言っている人についていくのが良いことだとは思わないのです。同じように、ネガティブな発言ばかりの人も敬遠されることでしょう。幸せになりたいという本能から、ネガティブ発言ばかりの人とずっと一緒にいることはできないからです。私たちは無意識に気がついているのです。暗い言葉は気持ちを暗くしてしまうことを。それには理由があります。言葉は考え方を導くものであるからです。

良い言葉習慣でポジティブな学び名人になる

「自分のせいではない」「自分以外の誰かのせいだ」人や物事などに文句ばかり思う先にハッピーがないのは、そこで思考停止してしまうからです。「学ぶことは何もない」と決めつけてしまうことが、本当の問題点なのです。自分のこととして認識をしないことで、その起こった嫌なことは、あなたにとってただの嫌なことのままで終わってしまいます。だからブルーな気持ちになるだけなのです。けれど、嫌なことが起こったら、自分のこととして捉え、解決策を考えだし、自分にできたことがなかったかを考えることで、ただの嫌な出来事が自分へ気づきを与えた出来事へと早変わりします。嫌なことも、落ち込むことも、固めて1段ずつ自分の足元に積み上げていき、それらを踏み台にして自分をもっと高いところへ導くことができるようになります。

良い言葉を纏う"言の葉コーディネート”も忘れずに

素敵な人が素敵な服に身を包むのは、その人が素敵だから素敵な服が似合うのだ、とは言い切れません。素敵な服に身を包むことで素敵に見違えることもあるでしょう。言葉にも同じことが言えるのです。良い考え方を持っている人が良い言葉を使うことがその通りであると同時に、良い言葉を発することを意識している人は、だんだんと意識せずとも言葉と同様の考えを持つことができるようになるのです。自分がなりたいイメージに合わせて洋服をコーディネートするように、言葉も選ぶことができるのです。言葉をコーディネートすることで考え方を導き、心が変わり、人生が変わるのです。

さいごに

ネガティブな気持ちになったからネガティブな言葉を言ってしまうのか、それとも発せられたネガティブな言葉が頭に残りネガティブになったのか、どちらが先かは分かりません。しかし、私たちに勇気を与えることも、私たちを悲しませるもできる彼のうち、どんな一言を纏うかは私たちの采配で決めることができるのは事実です。自分がどんな言葉を纏うかで、考え方が前向きになり、自然と前向きな状況へ自身を運ぶことができるのです。幸せになるために、言の葉の装いを変えてみるのも良いかもしれませんね。


KATO

北欧のHYGGE(ヒュッゲ)と海外のライフスタイル・自己啓発文化

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はじめに

北欧を今ではすっかりなじみ深い、と思う方も多くなってきているのかもしれません。北欧の家具やキッチン用品などは昔からファンのいるジャンルではありましたが、最近ではもはやスタンダードになりつつあるのかもしれません。物だけでなく、彼らの暮らしぶりにも注目が集まっています。「HYGGE(ヒュッゲ)」という、北欧暮らしのポイントを押さえれば、誰でも北欧暮らしを体験できます。

 

 

HYGGE(ヒュッゲ)とは

HYGGEの意味

HYGGE(ヒュッゲ)とは、満ち足りることという直訳の意味を持つ、ノルウェー語から来ている言葉です。現地では、名詞的に使われることも、動詞のように使われます。暖炉の火を見て「HYGGEだね」というような使い方から、休日に友人を「HYGGEしない?」と誘う使い方まで幅広いようです。直訳が「満ち足りること」ということもあり、「寛ぎ、癒し、リラックス、快適・・・」のような意味を含んでいるため、その手のことになんでも使えるみたいです。

 

 

ライフスタイルとしてのHYGGE

HYGGEは、北欧の人々が行っている、豊かな暮らしをするためのコツやノウハウを語る時にもよく使われます。北欧の人々が暮らしの中の心地いいことに対して使っていた「HYGGE」が、そのままそのライフスタイルを形容する言葉の意味も持つようになりました。心地よさを万能に表す言葉が存在するほど、心地よさにかけて敏感でそれらを大切にしている北欧の人々の暮らしぶりが、そのまま一つのライフスタイルへと確立していったのです。

 

 

HYGGEの背景

北欧に住む人々は日照時間も少なく寒い地域ということもあり、家での過ごし方がとても上手です。家にいる時間が長いからこそ、より寛げる空間づくりや環境づくりをするために工夫を凝らしています。つまり、その工夫を学ぶことで、豊かな暮らしを手に入れられる、と最近ライフスタイル研究の面でとても人気のカテゴリとなっているようです。

 

 

HYGGE(ヒュッゲ)になるには

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HYGGEの必需品

キャンドル

欠かせないモノがいくつかあります。しかし、その中でとても重要とされているのが、キャンドルです。北欧ではキャンドルを灯す習慣が健在です。昔からの名残というよりは、好んでキャンドルを選んでいるのでしょう。キャンドルのもたらす丁度良い光は、まさにHYGGEなのでしょう。

 

間接照明

キャンドルの灯りが好きな北欧の人々は、間接照明も愛しています。北欧から出た間接照明のブランドが人気になるほどです。オレンジ色の温かみのある色をした灯りは、キャンドルと同様に安らぎを与えてくれます。北欧の人々は、明るすぎないオレンジ色の灯りが、家をHYGGEな空間にしてくれると分かっているのでしょう。

 

心地よい家具

座り心地のよいソファ、抱き心地良いクッション、触り心地の良いブランケット、暖炉、などの家の中に置いておくものにもこだわっています。心地よさを作るためには、自分の心が落ち着く良いモノを家に取り入れることが大切です。高価なものというよりは、年月を感じさせる温かみのある素材のビンテージ品などもうまく使いこなしているイメージです。

 

 

HYGGEな過ごし方

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時間がゆっくりと過ぎる過ごし方を選ぶ

紅茶やコーヒーなどの温かい飲み物と添えられたクッキーなどのお菓子、ごく親しい友人だけで料理を持ち寄ってのホームパーティー、家族で行うボードゲーム、寝る前の本をゆっくり読む時間。どれもこれもこれと言って真新しいものはありません。どれも昔からあった過ごし方ですが、敢えてこうした過ごし方を選んでいるように見えます。テレビやゲームなども面白いですが、時間が飛ぶように過ぎてしまうもの。もちろん友人たちと過ごす楽しい時間もあっという間ですが、そういった過ごし方は、終えた後の心に味わいがまだ残っているものです。

 

 

自然と戯れる過ごし方を選ぶ

彼らが日照時間の少ない環境に住んでいることで、外で自然とともに過ごすことへのポジティブな感覚も、HYGGEを作る大事なポイントと言えそうです。夏の間の晴れた温かい日には、必ず外に出て自然を楽しむようで、ハイキングやピクニック、サイクリング、ウォーキングなど、とにかく外に出てお日様の光やそよぐ風を楽しむようです。買い物やゲームセンターなども楽しいですが、敢えてゆっくりとした時間を過ごせる自然との時間を選ぶのがHYGGE流と言えるでしょう。

 

 

HYGGE(ヒュッゲ)は作れる

「心地いい」を自分で作ろう

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家の中で過ごす時間が多いからこそ、家でただゴロゴロとゲームをする・・・という過ごし方は敢えてしていません。家の中の暮らしをキラキラさせるために、北欧の人々はHYGGEを自ら作ろうと行動しています。与えられたり、用意されたりしたものを楽しむ楽しさではなく、自分たちで心地よい時間を作り上げていく「心地いい」の自給自足精神が、彼らの暮らしの質を上げているのです。自然の中で楽しむレジャーを好んで選んだり、ただゴロゴロダラダラの生活をするのではなく、おやつの時間を作って家族と楽しみながら食べたり、友人たちと料理を持ち寄ったり一緒に作ったりして、いつもの夕飯の準備さえも楽しいことに変えたり、キャンドルを灯し、淹れたてのコーヒーを横に用意して、心地よいブランケットに包まって本を読んだり、一つ一つの行動に必ずHYGGEのエッセンスを加えて、自分たちの「心地いい」を自給自足しているのです。

 

 

原始的でお洒落なHYGGE

HYGGEの良いところは、原始的でお洒落なところです。誰にでもできる昔からあるような原始的な遊びは、もはや最近ではお洒落な過ごし方とされ始めています。昔の過ごし方のように、丁寧に時間を過ごすことにこそHYGGEが隠れています。ピクニックやサイクリングはお金がなくてもできることですし、誰かとのおしゃべりや誰かとカフェで一杯お茶することもお手軽です。大切なのはそういった原始的な部分をいかに楽しめるか工夫して取り組むことなのでしょう。

 

HYGGE with SUN!

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太陽と人間の関係

太陽が燦燦としている真っ青な空を見上げるのは気持ちの良いことで、どんよりした暗い灰色の空よりも気持ちが晴れやかです。それには太陽光も関係しています。人間は植物のように光合成はしないまでも、太陽は人間にとって欠かせない光源です。サーカディアンリズムといって、生物がもともと持っている体内のリズムが、人間は本来25時間と言われています。つまり24時間で生活をするとずれが生じるため、太陽光や電気の光を浴びることそのズレをリセットしています。晴れた日は、天気の悪い日に比べてより太陽の光を浴びることができるため、リズムを整えやすいのです。

また、人間が太陽光に当たるとビタミンDが体内で作られます。ビタミンDは減少することによってうつ病を発症しやすくなるとも言われています。気が滅入る、やる気がない、ネガティブになるなどの情緒を不安定にするビタミンD不足を、太陽光で解消できるということです。逆を言えば、太陽に当たることが多い人は、元気で、やる気に満ち溢れ、ポジティブで居られるのです。

 


手軽なシティアウトドア

山登りやキャンプだけがアウトドアではありません。例えば、ほんのちょっぴり足を延ばした先の海岸や、街が綺麗に見渡せる山にお弁当を持って出かけるだけでもOKです。公園などの身近な自然を感じられる場所に行き、コーヒーを飲むだけでも構いません。気軽に自然の美しさに目を留め、自然がもたらす風を感じることは、気軽に外で楽しめるHYGGEな過ごし方です。ただ公園でお弁当を食べるだけなんて地味だと思うかもしれませんが、そのレジャーは公園での何時間かだけではありません。お弁当や飲み物やデザートやお菓子を鞄に詰めていく時間や、移動している間の時間も既にその一部です。アウトドアは、なんでもない日常をちょっと格上げしてくれる、そんなイベント化しやすいレジャーでもあります。外で過ごすことで太陽を浴びることができ、より気持ちが良い時間を過ごせます。HYGGEはこうした、自然の原理を利用した「心地よさ」も取り入れているのです。

 

海外のライフスタイルには「心地いい」がいっぱい

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何故海外のライフスタイルが心地よい?

ライフスタイルと密接な"自己啓発”の文化が浸透している

欧米と日本においての違いで、自己啓発に関する周囲の理解度があります。自己啓発はライフスタイルと密接な関係を持つジャンルですが、洋画では世間的に病気ではない一般的な人も、カウンセリングやセラピーに参加する場面が多数の映画で描かれている一方、日本ではそのシーンは一般的ではありません。つまり彼らは、成功する人生のためには、生き方について教えを乞うということを普通のことだと考えているのです。この点に関してまだ日本では、自己啓発本を読むことに対して抵抗感がある人もいるようで、「そんなのを読んでも何も変わらない」「そんなものはきれいごとだ」という状態です。

 

 

研究の年月の違い

前述したように、日本はまだ自己啓発・自分探し・暮らしの向上・人生がうまくいく考え方などにおいてはまだ発展途上です。もちろんだからといって日本の著者が絶対的に良くない、と言っているわけではないのですが、この分野にかけてきた時間が圧倒的に違います。海外では昔から自己を啓発することに対して関心があり、暮らしや人生を良くするためのノハウと向き合ってきました。オープンに語り合える文化の中で書かれた、自己啓発本やライフスタイル本、思考に関する本などは、日本のものよりも土台がしっかりとしているために説得力があります。つまり、成功するためにはどんな考え方が必要なのか、どんな習慣が必要なのかについて、納得感が得られやすいのです。

 

 

一貫した文化

日本は途中から欧米の要素を吸収していったという背景から、暮らしの文化が大きく変わってきてしまっています。例えば夏であれば浴衣を着て、下駄を履いて柳の垂れる川沿いをゆっくり散歩して歩くだとか、日本家屋の縁側に座って、真っ赤なスイカを頬張ったり、風鈴の音を聞いてうたたねしたりするなどであった過ごし方が、今の日本はほぼ皆無と言ってよいほど残っていません。家の様式からくつろげる格好やライフスタイルまで、全て欧米側に舵を切りました。欧米と日本が決定的に異なるのは、居心地の良いものが、昔から変わっているか否かにあるのです。今の日本で下駄を履いて散歩することは"昔体験”に近く、暮らしの一部とは言えません。そういった点から、昔からの文化をここまで育ててきた欧米の、自己啓発・ライフスタイルに対する考え方は信用に値すると考えられるのです。

 

 

海外のライフスタイル・自己啓発系の本 5選

自己啓発、ライフスタイル啓発の得意な国の本を読むことで、今の自分に必要なものがより見つけやすいかもしれません。つまり、<span style="font-size: 150%">自己啓発本を探しているならば海外著者のものを薦める</span>ということです。


・3週間続ければ一生が変わる ロビン・シャーマ 北澤和彦=訳

・HYGGE  マイク・ヴァイキング ニコライ バーグマン=解説 アーヴィン香苗=訳

※“幸せ”について研究しているというマイク・ヴァイキングさんは、デンマークにあるハピネスリサーチ研究所のCEOです。

・フランス人は10着しか服を持たない ジェニファー・L・スコット 神崎朗子=訳

・小さいことにくよくよするな!しょせん、すべては小さなこと リチャード・カールソン 小沢瑞穂=訳

・毎日の暮らしが輝く52の習慣 ブレッド・ブルーメンソール 手嶋由美子&ディスカヴァー・クリエイティブ=訳

 

 

さいごに

何もかもが自動になり、受け身でいても何かしらの楽しさが転がっている今の世の中で、自分たちで何かを作り上げるという感覚は貴重なものであるかもしれません。そしてそれらは満足感を与えてくれる素晴らしいものでもあります。自分たちの「心地いい」を地道に積み上げていくことこそ小さな幸せの始まりとなります。そして、海外のライフスタイルには「心地いい」のヒントとして学べることが多くあります。ライフスタイルが大きく変わらない中で培ってきたセンスを、私たちも学ぶことで「心地よい」暮らしを作ることができるのです。

 

 

KATO

習慣を見直せば幸せになれる理由

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はじめに

大きな城も一つのレンガから始まります。小さな積み重ねが大きな成果を成し遂げたり、小さなことだと思っていたことがやがて大きな失敗に繋がってしまったりと、小さなことにこそ大きな力が宿っています。「人生」と考えると壮大なように感じますが、人生を作り上げているのは毎日の暮らしです。だからこそ、幸せな人生を手に入れるためには、毎日の暮らしから見直すことが一番に近道となるのです。

習慣とは

習慣の恐ろしさと素晴らしさ

アメリカの哲学者であり心理学者でもあった、ウィリアム・ジェームズによれば、『心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。』といいます。この言葉は、意味をよく汲み取る必要はあります。『人格が変われば運命が変わる』は、最終的にどう変わるかを明言していません。つまり、好転するも悪化するも自分次第であるということを暗に示してもいるのです。悪い習慣を続けてしまえば、今の状況よりももっと悪い方へと人生が進んでしまう可能性があるということです。もちろん逆を言えば、良い習慣を身につけるだけで良い人生となるとも言えます。人生を変える最小単位の『習慣』はそれだけ私たちに身近な存在であり、故にそのコントロール次第で人生の舵取りが決まってしまうということです。

習慣は人生の最小単位

私たちが朝起きてからすることのような日常的に繰り返される事柄も、誰かに親切にするかしないかで迷った時の決断の根底にある考え方も、私たちの行動ほとんど全てが習慣からできています。習慣は、広辞苑で『日常の決まりきった行い。しきたり。ならわし。慣習。反復によって習得し、すくない心的努力で繰り返せる固定した行動。』と説明されています。ほとんど考えなくても朝の身支度ができるのは、『反復によって習得し、すくない心的努力で繰り返せる固定した行動』だからです。誰かに親切にするかどうかを頭で考えて迷っているのは、まだ『反復によって習得し、すくない心的努力で繰り返せる固定した行動』化していないからとも言えるでしょう。それほどに習慣は私たちの行動に影響を及ぼしているのです。私たちの行動が人生を創っていくのだとするならば、それはすなわち私たちの習慣が人生を創っていくということなのです。

考え方の習慣を変える

考え方を変えて人格を変える

ウィリアムの言葉は、心が変わることを人生の転機の一歩として捉えています。心を変えるということは、今まで感じていた感じ方や、考え方を変えるということ。つまり、考え方を整えることでその後の行動、習慣、いずれは人生をも変える力があるということです。
考え方はある意味習慣化されているものでもあります。嫌なことをされたら嫌な態度で返す、仕返しをする、相手を責めるなど、自分が反射的にする行動は、自分の考え方の習慣の表れでもあります。考え方の習慣を意図的に変えることによって、初めは意図的に行うことになるとしても、のちに当然のように考えられるようになります。嫌なことを言われたら相手の状況を理解することから始める、自分の反省点を考える、指摘してくれた相手に感謝することができるようになり、つまり『人格が変わる』のです。

考え方を変えると行動が変わり人生が変わる

考え方が変わり人格が変われば、当然伴う行動も変わっていきます。嫌なことが起こった時に、相手に対して怒ったり妨害したりするようなことしか考えられなかったこれまでと違い、自分の悪いところに気づくことができ、相手のことを慮ることができるようになることで、相手に対してお礼を言えるようになったり、苦しそうな相手を助けてあげられるようになるのです。これまでと違う行動をするようになれば、それぞれの事の結末も変わってきます。つまり人生が変わるのです。ウィリアムの言う通り、習慣は全てを変える最小単位の事柄であるのです。

暮らしの習慣を見直す

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幸せのために日々の習慣を見直そう

小さなことにこそ大きな力が宿っているとするならば、人の一生の最小の単位である毎日の暮らしは、繰り返し行われる行動の連なりであり、つまり暮らしの習慣の中にこそ幸せな未来を創る可能性が秘められています。毎日の過ごし方、毎日の心の持ち方の積み重ねはの行きつく先は、まさにあなたの人生そのものと言えるのです。すなわち幸せな人生を目指すのであれば、良い習慣を自分の暮らしに取り入れることが大切であるということになります。良い暮らしのための良い考え方や心地よさを追求することは、自然と良い習慣を探していることにつながり、ひいてはその習慣があなたを良い人生へと運んでくれることでしょう。

毎日の過ごし方は未来を創る

どんな習慣を日々の暮らしに取り入れ、どんな考え方で生きていくのかを知るためには、自分がどんな姿を理想としているのかを明確にしなければなりません。理想の自分が行っているであろうことを、実際に暮らしの中に取り入れるのです。いつも家が綺麗に整っている暮らしが理想であれば、掃除の習慣を維持できる習慣を毎日にプラスします。物知りになりたければ、読書の習慣をプラスし、ずっと健康でいたければ、毎日の食事、運動、早起き、早寝、入浴、などの習慣を良い習慣に変えるようにします。今の自分が創っているのは今ではなく未来であることを自覚することが先決かもしれません。


さいごに

暮らしの習慣や考え方の習慣は自分で決めることができるでしょう。何をして過ごすかどんな考え方をするのかを決めているのは自分自身です。つまりそれは幸せは、自分で探し自分で決められるものであるということです。幸せになるために必要な暮らしの習慣を試行錯誤して決定し、それをもとに生きて、また見直し、それを繰り返すだけで、自分を幸せへと導くことができるのです。


KATO

理想の自分になって幸せになる!幸せのための集中力を高める自分ノートの作り方

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はじめに

幸せとは自分で探し、自分で決められるものであると、この記事(
www.realizerkato.com
で言っていますが、自分で探し決められるものであるからこそ、自分が何を求めているかを知ることが必要です。そして自分が何を求めているかをより正確に知るためには、じっくりと時間をかけて知っていく必要があります。自分による自分のための『自分ノート』は、自分と向き合う最高のツールなのです。このツールを使うことで、自分の理想に対する集中力を身に着けることができます。自分だけの"ブレない軸”をゲットしましょう。

なぜ幸せのために集中力が必要か

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目の前のやるべきことに脳が上書きされる

集中力とは、理想の自分や幸せとは全く無縁のもののように思えます。しかし集中力は、幸せになりたいという思いを叶えるために、ブレずにその道を貫くためにも必要なものなのです。
自分の理想がどんな姿であり、どんな暮らしであるかを頭の中で想像できたとしましょう。頭の中では向かう先が明確になっているにも関わらずうまくいかないことがあります。その理由は、"頭”だけで留めているからに他なりません。頭は日々の仕事ややるべきことにばったり出くわして、その都度それらに取り組んでいきます。脳の役割的に、いくら目標があっても、ずっとそのことばかりを考えているわけにもいかないのです。その結果、目標を達成するために自分がやらなければいけないことを、どの程度こなしている状態なのかが分からなくなることでしょう。仕事でも家事でも勉強でも、がむしゃらに目の前のことをやり遂げることは、意外にも達成感を生みません。結果的に取り組んでいるものに集中するのが難しくなってきます。意識が目の前のことよりも今自分が置かれている状況を把握することに意識が向いてしまうのです。

集中力=理想の自分を追う力

幸せとは心が満ち足りる状態だと辞書は言っています。達成感も心が満ち足りることの一つ。自分を幸せにするためには、自分で幸せへの道のりを見つけて逃さないことも重要です。目的がブレるために達成感を得られない状態のまま、仕事ややらなければいけないことに取り組むことは、やがて自分の心に負荷をかけてしまいます。自分の目標を明確にして理想の自分を追うためには、その目的を常に忘れないでいられる集中力が必要です。そして自分の理想を達成できると、達成感を得られ幸せを感じることができます。つまり、理想への集中力を保ち、理想の自分を達成することは、幸せへと繋がっているのです。

理想の自分を叶えるために必要なこと

『理想』を持つ

理想の自分や暮らしを手に入れるうえで大切なことを説いている『3週間続ければ一生が変わる』を書いたロビン・シャーマは、『あなたはあなたが抱く夢以上には豊かになれない』と言っていますが、確かに人間は自分の頭の中に想像できるものしか手に入れることはできません。想像してみてください。どんな花かも分からずに名前だけ告げられた花を買ってきて欲しいと言われても、その花を買って帰ってくることはできないでしょう。それはただ「幸せになりたい」と思いながら生きていても、自分にとっての幸せ、つまり理想がどんなものなのかを知らずして、幸せを得ることができないのと同じことなのです。何が理想で何を欲しているのかを明確にイメージすることが、幸せへの第一歩となるのです。

まずは自分の理想は何なのかを知ろう

毎日仕事で夜遅くまで働くあなたはどうでしょうか。金銭的に余裕あり、高級マンションに住み、毎日外食をして暮らしていく暮らしが理想であるならば、今の暮らしぶりはとても素晴らしいものだと思います。しかし、もし家族と一緒の時間を過ごすことや、友人を大切にすることや、手料理が並ぶ暮らしを理想とするのであれば、今の暮らし方を見直す必要があるでしょう。毎晩のように飲み会に付き合わなければならず、毎回翌日の体調に響くような付き合いを続けているあなたはどうでしょうか。とにかく断ることによって生じる人間関係の歪みが嫌なのであればこのままでも良いでしょう。でも、本当は家に帰ってゆっくりと食事をしお風呂に入り、のんびり読書をしながら過ごす時間が欲しいと考えているならば、勇気をもって断ることはあなたの人生にとって必要なことでしょう。

理想を実践する

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夢を叶える『なりきる』術

夢を叶えたい人向けの自己啓発本で紹介されている方法の一つとして、自分が理想とする像と同じことをしてみる方法があります。例えば、社長になりたいとしましょう。そしたら社長が行きそうな場所に出向いてみるのです。そうすると、同じ場所にいる社長と出会うことができ、起業に関する有益な情報を得られたり、後々ビジネスのパートナーになり得たりするというのがこの方法の理論です。昔から“形から入るタイプ”という言葉がありますが、これはただのミーハーというだけでなく、夢を叶えるための極意でもあるのです。「社長になりたいのならまずその風格を身に着けてから」なんて言っていては時間が経つばかりですからね。

理想の豊かな暮らしを求める人になりきる

“理想の豊かな暮らし”を求める人達がするべきことは一つです。自分の思い浮かべる理想の暮らしをすることです。自分が理想としている暮らし方に限りなく近いことをしていくことが、理想を本物に変える一番の近道です。自分にとっての豊かな暮らしがどのようなものであるかは、人によって様々あるでしょう。しかしそのほとんどは、『理想の暮らしが手に入ってからできる暮らし』と思っていないでしょうか?今の自分にもできることがきっとあるはずです。小さなことからでも構いません。お花を飾ったり、毎晩手作りデザートを用意したり、なんでも良いのです。理想の暮らしをすることで、理想の暮らしを手に入れる。なぞなぞみたいですが、こうすることで自ずとより理想に近づけるのです。

幸せのための集中力を保つ、『理想』が詰まった自分ノートの作り方

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自分ノートとは?

自分ノートは、その名の通り自分の考えや方針、自分の人生においての優先順位、ファッションの方向性からなりたい性格まで、事細かに自分の理想を詰め込むノートです。実際になりたい自分を絵に書いたり、雑誌の切り抜きで自分の理想にぴったりのものがあれば貼ったり、自分が大切にしたい考え方、座右の銘、人生のテーマ、毎日のルーティンなど、理想の自分自身の中身を全て書き出します。自分の頭の中の自分自身、いわばもう一人の自分を作りあげるのです。
日記と自分ノートは別のモノです。日記はその日1日の起きた出来事や考えたことを書き記すもので、"現在の自分”の記録帳です。しかし、自分ノートは未来の自分そのものです。未来の自分像を絵に書いてその特徴を細やかに決めていきます。そこに書き記されるのは、自分がこれまで生きてきた中で「この人素敵だな」と感心した人の特徴であったり、憧れの映画スターの特徴であったりと、自分がなりたい像の特徴です。この像は自分が素敵な人に出会う度に更新されます。歳を重ねる毎に大切にしたいものも変化していくため、自分のイメージが変わるたびに更新できます。日記は"現在の自分”を積み重ねるものですが、自分ノートは"未来の自分”を創るノートなのです。

自分ノートが必要な理由

自分の理想からブレないため

理想の自分に向かって努力をしていても、いろいろな状況に流されてしまいそうになることもあるでしょう。流される時は、自分が目指す像が具体的に見えなくなっているときです。判断が鈍ったそのときに、自分ノートによって理想への流れに引き戻すことができるのです。ノートがあれば求めるものが何であるのかをしっかり書き留めておくことができるため、今の自分のあるべき姿を思い出すことができます。つまり、自分ノートは自分の行動を一貫するために有効です。自分が何を目指しているのかが分からなければ、それを得ることは簡単ではありません。また、例えまぐれでそれを得たとしても、それを目指しているという自覚がなければ、ただそれを得るだけで、達成感を得ることはできません。散歩中に落ちていたものを拾いあげるようなものです。幸せは、心が満たされることが重要です。自分の理想からブレずに一貫して行動することは、達成したときの幸せもひとしおでしょう。

目的を明確にする

集中ができないということはつまり気が散っているということです。不安や疑問、方向性の喪失など今の状態をしっかり把握できていない時に起こります。例えば勉強についても、目の前にある山積みのテキストを見ただけでは、何の意味もないただつらいだけのものにしか見えません。目の前のことをさばき続けるというのは終わりが見えないだけに心が折れやすくもあります。「これをやって何になるんだろう」「何か意味があるのか」と考えてしまいます。自分が今後どうなっていきたいのか、どういう人間でありたいのかを明確にすることで、やっと目の前のテキストに意味を見出せるようになるのです。目的を明確にしていれば集中力を長く保つのは簡単なことなのです。つまり、集中力はもとから備わっているような能力ではありません。誰でも簡単に手に入れられる、幸せになるための技なのです。

自分ノートの作り方

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理想の自分をとにかく書く!

外見から考え方などの内面に至るまでの自分の理想を考えます。ここでは遠慮は一切不要です。なれるかなれないかも考えません。そして、そのイメージになるために現在の自分に必要なことを決めていきます。日々行うこと、習慣を決めていきます。朝の起床時間や、朝のルーティンの順番や、筋トレ・読書・勉強・ヨガ・瞑想など、自分を高めるためにプラスをしたい習慣を1日のスケージュールの中に組み込んでいくのです。自分が思い描いた自分物像が、どんな暮らしをしているかを想像するのです。書き方が具体的であればあるほど、今の自分の生活と、理想の自分の暮らしの違いに気づくことができます。その違いのイメージが明確に浮かぶことで、何を変えれば理想の暮らしに近づくかが明確になるのです。既に家にあるベッドカバーの色がすぐに思い出せるみたいに、自分の理想のベッドカバーの色もすぐ思い出せるように思い浮かべましょう。あたかも自分がいつもやっている習慣であるかのように、何もかも具体的にイメージすることで、自分が幸せに感じるイメージを刷り込ませることができ、そのイメージに近いものに触れた時、自ずと幸せがこみ上げてくる形で、理想を叶えた達成感を味わうことができるのです。最終的には、自分自身がそのイメージであることが当然のことであるように思えることが、のちに理想を叶えるために役立ちます。

書き込んだ理想の自分を実践する!

外見の理想に近くなれるように研究します。髪型やメイクやスタイルを近づけましょう。考え方は、例えば『やさしい人』が理想の自分なら、それに見合った行動をします。1日の過ごし方も、自分が考えたルーティン通りに過ごしてみます。特に、ルーティンに関しては詰め込みすぎて大変であれば、自分にとって最重要なものを選んで組み換え実践を繰り返します。そうして取捨選択を繰り返された習慣は、続けるだけであなたが思い描いた理想像に近づけてくれるのです。その小さな習慣は後に大きな財産となるのです。

違和感を感じたらすぐに練り直す!

習慣の選択についても、働く環境が変わるなどの影響で、絶対的に組み替えなければいけないこともあると思います。または、素敵な人が行っている新習慣の情報が入れば、それを取り入れるために今行っている習慣を一時組み替えなくてはいけないこともあるでしょう。理想だった髪型やファッションよりも、自分に似合うものを見つけることもあるかもしれません。そういったときはその都度ノートを書き換えます。ここで1度立てた理想像を維持しようと意固地にならないことが重要です。理想の自分を創るには、常に柔軟な対応をして自分にフィットするものを選択していくことが大切だからです。そして書くことで、自分の理想のイメージをその都度するため、頭に定着しやすくなります。そのノートの存在自体がモチベーションUPにつながるのです。

自分ノート以外にはこんな方法も!

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ビジョンボードを使ってイメージを思い浮かべる

ビジョンボードや手帳などを活用して自分を導く方法が流行っています。ビジョンボードは1枚の厚紙やコルクボードなどになりたい自分や求めるライフスタイルのイメージに合う写真、イラスト、文章などを貼り付け、一目でそのイメージを認識することができます。手帳を活用する場合は、なりたいイメージを言葉にして残しておくことができますし、手帳自体をビジョンボード化することもできます。持ち歩けるため、いつでもどこでもスケジュールと同じくらいの頻度で、イメージの確認を行えることがメリットです。海外のYoutuberのルーティン動画などにも自分の理想、なりたい自分に必要なこと、それに向けての1年間、1か月、1週間、1日それぞれの単位での目標やTO DO LISTなどを書いているようです。紙やボードで作るビジョンボードが苦手・・・という人にはピンタレストがオススメです。自分の好きな写真を集めて、題名をつけてファイルとして管理できる、とても便利なアプリですよ。

映画をイメージに活用する

映画もその役目を担えるものとして重視しています。映画には自分の理想の暮らしを探すことができる点と、そのイメージやモチベーションを保つことができる点でメリットがあります。自分がなりたいイメージが明確であればあるほどに、そこへ導びく力の正確性も上がっていきます。「好き!」だけで集めすぎるとごちゃごちゃしていまうインテリアやファッションと一緒です。人生のコーディネートも明確なイメージが大切なのです。プラダを着た悪魔Sex and the city(以降SATC)は魅力的な女性たちが活躍する映画ですから、理想像を見つけるのにはもってこいの映画です。プラダを着た悪魔の朝のシーンは、まさに綺麗な女性の朝の身支度のイメージを視覚化してくれているシーンです。綺麗な下着を身に着け、自分に似合う洋服を選び、魅力的なポイントメイクを施し、愛する人にキスをして出発、そしてコーヒーやナッツやベーグルを軽く口にして、雑誌などに目を通す…など、綺麗な人のルーティンを垣間見れているような感覚で、イメージとして有効です。


さいごに

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幸せになるためには、自分の満足度をあげることはとても大切なことです。そのためには、自分の目的、目標、夢、理想を明確にし、ブレない集中力を手に入れることが必要です。集中力は、精神を統一するだけで得られるものではありません。自分の考えを頭の中だけにせず、紙に文字や絵で書き記し、頭と目と手からその印象を自分に植え付けることでより強固なイメージが残ります。目的地までの明確な道筋があれば、自分の身の振り方も自ずとそれに近づいていけるのです。

KATO

暮らしに花を一輪取り入れるだけで幸せになれる理由

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はじめに

普段は飾っていなくても、頂いたお花を部屋に飾ると、それだけで部屋の雰囲気が明るくなったり、お洒落に見えたり、なんとなく暮らしの質が上がったような気持ちがします。ドライブをしていて道沿いの花壇が色とりどりのお花でいっぱいの道に出くわした時も、そも瞬間フレッシュな気持ちにさせられるものです。花には人を癒す力がどうやら本当にあるようなのです。

花の持つPOWER

オードリー・ヘップバーン主演の『ローマの休日』で、主人公が花をもらうシーンがあります。オードリー扮するアン王女が花を手にする瞬間は、素敵な人がより一層素敵になる瞬間です。花には色どりの力が漲っているのです。そのままでもいい街でも、花壇に色とりどりの花が植えられていたり、花屋が生き生きとしていたりすると、その街がもっと華やぎます。冬に訪れた場所が殺風景で面白みのない場所に感じても、春に訪れると花が溢れていて心躍る場所になっていた、というのもちょうど同じような効果です。

花は暮らしに必要なのか

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意外と多い街のお花屋さん

無論、暮らしに必要なものを手に入れていくとするならば、花はリストに載ってすらいないことでしょう。でも街にはいくつかの花屋が存在し必要とされています。必需品の中には入っていないはずの花が、人々に求められていることの証と言わざるを得ません。お祝いや弔事含めて誰かに渡す花を用意するために花屋が必要だとしても、全世界でいえば毎日が誰かの何らかの記念日や特別な日だとしても、1つの街、ましてやいくつも花屋がある街では1日にそう何件もあるものでもないでしょうから。

良い暮らしの象徴として選ばれる

つまり花が暮らしに必要なアイテムであるということを我々は知っているのです。例えば高級なホテルはお客様が心地よく過ごせるように花を飾ります。ホテル・旅館は食べる、入浴する、寝る、ゆっくりと過ごすなどの、いつも家でもしていることを別の特別な場所で行うことに付加価値を見出しているため、より"心地よさ”を追求するものですが、このことはまさに暮らしに花が欠かせないものであることを証明しています。お客様をより豊かな気持ち、幸せな気持ちにさせるために花を飾っているからです。私たちもそんな花を見て、今だけの"良い暮らし”を味わい楽しんでいます。

花を暮らしに取り入れる

一週間に一輪でいい

そんな"良い暮らし”の象徴のように捉えられている花も、実は簡単に暮らしに取り入れられるものなのです。花束である必要はないからです。花は1輪でも素敵な空間を演出してくれます。ガーベラ1本高くても200円くらい(2020.02.16現在)ですから、毎日花を飾ることは可能なことなのです。こんなに簡単であるのに、一輪挿しに入った花は部屋のその部分を明るくしてくれます。だいたい1週間くらいは綺麗な状態を保ってくれますから、1週間に1輪のペースから始めてみてはいかがでしょうか?1週間に200円と思えば、とても気軽に始められる"花活”です。

花を取り入れて暮らしに余裕を

それだけではなく、たった1本でさえ花を買いに行くという行動自体が、余裕がある幸せな暮らしの演出です。パリジェンヌのように、フラットシューズにスキニーボトム、ボーダーのトップスに髪型はシニョンにして花屋に出かけるだけで日常が楽しくなりそうです。暮らしを彩る花は、花がある家が華やかになるだけでなく、花を買いに行く楽しみ、選ぶ楽しみを暮らしに持ち込むことができるのです。小さなことかもしれませんが、小さな楽しみに気づくことが幸せの始まりなのです。自分で自分の暮らしをよりよくしようと心掛けていること自体が、自分の暮らしへの満足度を高めてくれるでしょう。

さいごに

暮らしに花を一輪取り入れるだけで幸せになるのには理由がありました。花は、それ自体が可憐で美しいだけではありません。その場に華を添える引き立て役にもなりますし、花を選ぶ楽しみから、私たちに暮らしの満足感を与えてくれます。花が美しいこと、そして花が暮らしに添えられたことで暮らしが、部屋が華やぐこと、花を選ぶという余裕を楽しませてくれること、これらが揃って幸せでないはずがありませんね。


KATO

姿勢美人習慣で暮らしを整える

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はじめに

パソコンやスマートフォンを使う機会が多くなっている日常で、首や肩、腰などが凝り固まる人も少なくないと言います。凝りは日常的に起こりやすい疾患の一つでありながら、悪化すると健康への被害も大きくなりかねない侮れぬ存在です。その凝りを引き起こすきっかけとなっている"姿勢”を整えるだけで、これらの改善を図れるだけでなく、印象も操作できるのです。

 

 

姿勢が悪いとどうなるのか

首・肩・腰の凝り

無意識に過ごしていると、パソコンやスマートフォンを使わずに過ごす日がないと言っても過言ではないのが今の時代です。画面を観ようと下を向く頻度が多くなれば、首が前方に曲がり固定されてしまいます。下を向くことで肩も内側に入り込み、胸は引っ込み肩も本来あるべきではないところで固まります。ずっと同じ姿勢で座り続けることで腰にも負荷がかかります。これら全ての事が重なり、全身ひどい凝りに悩まされるのです。

 

健康被害

凝りがひどくなると、単純に凝りだけの問題ではなくなっていきます。息苦しさを感じたり、頭痛に悩まされたり、血行が悪くなり手足の冷えや便秘になるなど、被害を併発しやすくなります。体が常に疲れているような感覚になり、睡眠をとっても疲れが取れていないように感じることもあるでしょう。体の疲れからやる気もなくなっていき、前向きに活動することも難しくなっていきます。

 

印象DOWN

猫背や体が傾いた状態で過ごしていること自体も魅力的には見えませんが、姿勢の崩れがもたらす影響はそれだけではありません。姿勢が崩れることで、腹筋や背筋などの本来使われる筋肉が使われなくなり、腹筋や背筋の筋肉は衰え、体型までもが変わっていきます。猫背の人と正しい姿勢の人とでは相手に与える印象が全く異なり、姿勢が悪いと暗い印象になります。

 

 

姿勢を正しく保つとどうなるか

疲労感の軽減

綺麗な姿勢でい続けることは、慣れていない人にとってはいつもの姿勢よりも疲れる気がするものですが、それはいつも自分が使ってこなかった筋肉を使うからです。しかし、ひとたび良い姿勢の感覚を覚えてさえしまえば、いつもよりも長く集中して仕事などに取り組めたり、1日の終わりの疲労感が少ないことに気がつくでしょう。

 

スタイルの維持

実際はそんなに太っていないのに、背中が曲がると自ずと胸が引っ込みお腹が前に出るため、お腹が出ているように見えてしまいます。反対にいえば、姿勢を正すだけで見た目が引き締まって見えるということです。また、実際に姿勢を意識してみると、お腹周りや背中の筋肉に心地よい疲労を感じることができます。それは、姿勢を整えるだけで、腹筋と背筋を鍛えられているという証拠でもあります。

 

印象UP

姿勢を意識することで、まず顕著に変わるのが見た目です。姿勢が良いだけで爽やかで堂々として見えます。例えばモデルさんは自分を美しく見せるために歩き方や姿勢を勉強します。美のプロたちが、メイクやファッションだけでなく歩き方や姿勢を学ぶのは、それが美の理にかなっているからです。実際、猫背で前のめりに歩く姿と、背筋をピンと伸ばして歩く姿とでは、街のショーウィンドウに映る自分の姿が全くの別物に見えます。

 

 

さいごに

相手への印象を変えることや、健康を意識することで、対人関係に自信を持つことができたり、いつでも快調に毎日を過ごせたりと、暮らしに与える影響が大きい「姿勢を整えること」。凝りなどの日々の疲れを最小限にし、余力を蓄えられればその分チャレンジできることも多くなるはずです。姿勢美人習慣は暮らしにも大きく関わる習慣なのです。

 

KATO

 

もっとリラックスできる帰宅後の幸せになれる時間の使い方

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はじめに

幸せを感じる間もないまま時間が過ぎ、眠る時間になってはじめて「まただらだらして何もやってない」「あれやっとけばよかった」と後悔したり、自分のための時間を過ごした実感がないことで、かえって疲れが増してしまっていませんか?仕事から帰宅した後の時間の過ごし方を少し見直すだけで、1日の満足度も上がり、暮らしへの満足度、自分の人生に対する満足度が断然変わってきます。
 
 

帰宅後の時間が大切な理由

本当の自分で居られる

好きなことを仕事にできていれば一番素敵です。ただ仮に好きなことを仕事にしていたとしても、仕事の悩みや緊張などによるストレスはあります。つまりたいていの人は仕事の時の自分と、ほんとうに過ごしたい過ごし方をしている自分との間に差があるものです。仕事の面で自分の理想を追うのが難しくても、帰宅後の時間なら好きなだけ自分の好きな空間を作ることができます。そして、帰宅後の自分で自分に満足感を与える時間こそが、本当の自分で居られる大切な時間です。この時間が、豊かな暮らしと人生、そして幸せを創っているのです。

 

 

明日を乗り切ることができる

仕事を頑張った一日、家の事をたくさんこなした一日、子供がご機嫌斜めで大変な思いをした一日。また翌日以降も頑張るために、一日の疲れを癒さなくてはなりません。一日の終わりまでバタバタしたり、ダラダラしすぎてしまえば、疲れを癒すことはできません。少しでも豊かな暮らしをしている実感と、幸せを感じられることが、その次の日のモチベーションを変えます。そして、週の出来高が変わり、1年後の積み上げたものの偉大さが変わり、人生が変わっていくのです。だから帰宅後の時間の幸せになれるちょっとした習慣がとても大切なのです。

 

 

帰宅後の幸せ時間のための時間を作る

帰宅後すぐにやらなければいけないことを済ませる

家に帰ってからの時間を下記の2つに分けることをオススメします。
 
・やらなければいけないことをする時間
・リラックスをする時間
 
まず帰宅後にすぐに行うのは、今日やらなくてはいけないことと、明日を気持ちよく迎えるためにやらなければいけないことです。夕飯の支度、洗濯、掃除や、明日の朝食やお弁当のおかずの準備など、HAVE TO(しなければならないこと)を先に済ませてしまいます。やる気が1番あるときというのは、朝を過ぎれば常に“今”になります。特に夜は自然と体が眠るための準備を始めていきますから、朝から離れれば離れるほどにやる気よりもリラックスしたい気持ちの方が大きくなります。
 
テレビ→食器洗い→入浴→掃除→読書
 
・食器洗い→掃除→入浴テレビ読書
 
こうしたほうが、自分のための時間をもっと心置きなく楽しめます。
 
 

先にやらなければいけないことを済ませる理由

それは後悔をしないためです。

帰宅直後すぐに完全リラックス時間に移行することは、結局のところ、何もやらなかった自分に嫌気がさしてかえってストレスが溜まります。そのストレスのせいで、翌日に持ち越したやらなければいけないは、本当の量よりもずっと大変なことのように思えるでしょう。それだけ心に負荷をかけることになります。ストレスの元凶は、昨日やらなかったことによる後悔と、それに伴う焦りです。それよりは、やることをやりきった達成感も味わえて、後からリラックスする時間をまとめて取れる方が、よりリラックスする時間を楽しむことができるのです。

 
 

帰宅後時間を取られがちな家事の工夫

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家事は幸せ度UPにとって重要

帰宅後すぐに取り組むやらなければいけないこと、つまり家事は億劫ですが、幸せを司る大切なことでもあります。

事実、素敵な人は、住まいが整えられています

理由は、家が整っていることで、毎日のモチベーションが高く保つことができるからです。ホテルに泊まった翌朝は、整っている部屋で朝を迎えるため、気持ちよく目覚めることができます。反対に、疲れて帰宅したときの家の状態が、山積みの洗濯物や使用済み食器、乱雑なベッドや散乱した衣類がある状態だと、それだけで一気に疲れが増し、やることがたくさんあるにも関わらず、やる気までも喪失してしまいます。

家で過ごすことに満足感を感じるためには、家がそれだけ心地よい場所でなければいけません。清潔であることはもちろん、インテリアの統一感がない空間では、家での時間に満足できないものです。カフェにいるかのような落ち着く空間を演出するところから始めましょう。

 

  

ルーティーンに組み込む

家事はたくさんあります。大きく分けて掃除、洗濯、食事の用意でしょうか。食事の用意は時間が来ると作らなければならないので用意し始めますが、掃除・片付け、洗濯は決まった時間というのがないために溜まりやすく、溜まるとやる気を失いやすい家事と言えるでしょう。それを溜めずに暮らしていくための1番良い方法は、習慣化です。習慣化とは自動的にやらなければいけないことをやれてしまう、最強の武器なのです。無意識にやっている行動に家事のルーティンも組み込ませることで、1日数分で毎日の家事を溜めずにこなすことができるのです。朝起きてすぐに洗濯機のスイッチを入れれば、身支度をしている間に洗濯を済ませることができます。

 

都度やる習慣

帰宅後の時間をやらなければいけないことをする時間と、リラックスする時間とに分けよ、と言いましたが、“やらなければいけないこと”を減らすことはできます。それが都度やる習慣です。例えば掃除の都度やる習慣を身に着ければ、1回ごとの掃除のクオリティは高くはなくても、都度磨かれることでいつでも綺麗を保てます。

・歯磨きをしたら洗面台を軽くふき取る

・食器は使ったらすぐ洗う

・ご飯を食べたらすぐに次の炊飯予約をしておく

・トイレ掃除は朝のトイレの後すぐに行う

自分が使ったらすぐに掃除や片付けを行ってしまいましょう。「習慣」という形で毎日のルーティンに組み込むだけで、ほとんど自動的に綺麗な家を手に入れることができてしまいます。定期的に行いたいけれどなかなか手が出なかった家事を、習慣を使ってできるようになれば、いつでも整った住まいで、幸せな暮らしができるようになりますね。

 
 

リラックスのプロに習う豊かな時間の過ごし方

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休日はもちろんのこと、平日だって楽しむ それが海外

日本では、街を見ていると平日の夜に外に出ている人の数は、やはり休日に比べると少ないようです。平日の仕事後の時間の使い方が日本人はあまり上手でないのかもしれません。
・テレビを見てごろごろ
・どこにも寄らず直帰
・やることやってすぐ寝る
・そもそも平日は夜遅い帰宅が当たり前
こんな感じの方が多いでしょう。
海外の人たちは、その日ないし次の日仕事があろうがなかろうがきちんと夜を楽しみます。
・仕事仲間とバーに繰り出し軽く嗜む
・ジムに通う
・買い物をする
・夕方から家の庭でバーベキュー
どれも休日ほど時間をかけたり程度を重くしたりはしません。軽く遊ぶことを知っているのです。

 

海外は"ちょっとした”楽しみが上手

海外Youtuberのライフスタイル動画で分かることは、彼らの多くが帰宅してからの時間の演出の仕方が上手なことです。
・外に出なくともキャンドルを灯して音楽を聴いて夕飯を摂る
・1エピソードずつでも映画鑑賞
・カフェのような音楽を流しムード作り
自分の暮らしを楽しんでいる姿は、見習えるところが多くあります。平日の夜だからやらないという考え方をしていないのです。もちろん休日は平日よりももっと時間も手間もかけたスペシャルな楽しみ方をしますが、自分の心がちょっとだけ嬉しくなるように、平日も楽しめることを工夫して用意しているのです。
 


帰宅前のワンクッション

仕事終わりに家ではない場所に寄ることで、気持ちのリフレッシュが物理的にしやすくなるのも、平日の夜を楽しむメリットです。家に直帰してしまうことで、家の中に仕事のことを持ち込まずにはいられません。だから物理的にワンクッションを置くのです。

・書店で立ち読み

・雑貨屋さんで可愛い小物を物色

・ジムに出かけてひとっ走り

・1杯だけバーでお酒を嗜む

楽しい記憶を家に持ち帰ることになり、より家でリラックスができるようになるのです。平日の夜にやっているイベントに参加するのも楽しめるかもしれません。

※この記事は2020/02/10に執筆されています。

 

 

お家リラックスのための過ごし方

料理をする

自分だけのフルコースやカフェご飯を作ろう!と思ってみてください。不思議とやる気が湧いてきませんか?この『暮らしを楽しむための料理』は暮らしの質をぐんと上げてくれます。何もお金や時間に糸目をつけずにやらなくても、ちょっとカフェっぽさを意識してみるだけで違います。いつもならパスタだけ食べていたけれど、綺麗なお皿に盛ってパセリや粉チーズを散らしてみたり、ちょっとしたサラダやスープを付けたり、フランスパンを付け合わせに用意したり、デザートも手作りして一緒に並べるだけで、料理が一気に幸せな気持ちになれるイベントになるのです。1日の終わりに美味しいものが食べられて、しかもその準備が楽しいとなればリラックス効果も2倍ですね。少しならお酒を楽しむのもリラックス効果があります。

 

 

温かい飲み物を飲む

帰宅直後でも、夕食後でも、寝る直前でも、温かい飲み物を積極的に飲んで心を休める時を作りましょう。温かい飲み物はそもそも「ホッ」とさせる力がありますし、飲み物の種類によって、リフレッシュさせたり落ち着かせたりさせることができます。寝る前にハーブティーやホットミルクを飲めば、体がポカポカ温まり眠りにつきやすくなる効果もあるため、一日の疲れを癒して明日の英気を養う一日の終わりにはもってこいの習慣です。コーヒーの淹れ方や、コーヒーに入れるミルクの質(たまにホイップクリームも良いかも)や、添えられた美味しいクッキーなど、家で自分好みに用意する飲み物が最高に美味しければ、よりリラックスできるものです。

 

 

本を読む

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ソファに深く腰掛けて、ゆっくりと紙のページをめくることは、とても時間をゆっくりと感じさせてくれます。一日忙しく過ごしているからこそ、時の流れ方を正常に戻していくのです。また、昼間の戦闘モードから夜のリラックスモードへと頭では切り替えられているつもりでも、大きな仕事が明日に控えているなどの場合、頭の隅にそのことが残ることもありますよね。そんな時に本に熱中してしまうことで、一旦頭から戦闘モード時の情報をシャットアウトします。普通は本を読みながら別のことを考えるのは難しいものですよね。そうやって一つのことに熱中することがリラックスには欠かせないのです。

 

 

体を労わる

オフィスワーカーは1日中座っていることで腰回りや肩が凝り固まります。力仕事や外回りの多い人は歩きまわるゆえに足腰に疲労が溜まりやすいですよね。明日を元気に過ごすためにも、1日頑張って過ごした体を労わることはとても大切です。意識をしてストレッチをする機会を作ることで、体から疲労が流れていきやすく血行も良くなって寝付きも改善されます。最近では毎日のお風呂でお湯に浸かるという人は少なくなってきているようですが、自分が「疲れたな」「思いっきりリラックスしたいな」という時には入浴をすることをオススメします。あったまることはもちろんのこと、お湯の中にいるだけで全身の力が抜けてよりリラックスできるからです。その際は癒される香りの入浴剤をお忘れなく。お香やアロマで香りのリラックス効果を試してみるのも良いですね。

 

 

灯りを楽しむ

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灯りがもたらす影響力は意外にも大きいと考えています。蛍光灯のような真っ白な光は事実を鮮明に見せてくれるという利点がある反面、シャキッとした気持ちにさせるため夜には不向きかもしれません。お家に温かみのある色味の間接照明があるのであれば、夜はその灯りで過ごしてみましょう。もしなければキャンドルを灯してオレンジ色の光を楽しむのもありですね。スマートフォンの灯りなどもシャキッとさせる光を使っているのでできればあまり見ないこと。もし見るのであれば、少し灯りの出力を下げてみても良いかもしれませんね。キャンドルはアロマを配合したリラックス効果の高いものもありますし、何より揺れる火が一番癒されるのでオススメですよ。

 

 

おまけ ~それでも元気が出る方法が分からなくなった時の脱力術~

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天井を見つめる

いつもは元気な人でも、疲れが溜まっていたり、考え事で頭がいっぱいだったりすると、集中力が持続せず何も手に付かないことがありますよね。そういう時は疲れすぎて神経が尖り逆に眠りにつけず、趣味に打ち込むなどのいつものリフレッシュ法を試してみても効かないものです。そんな元気になる方法が分らなくなったときに有効なのが、天井を見つめること。最近天井を見つめた記憶がある大人は少ないと思います。小さい頃は自分が眠いと感じる前に床に入れられることもあり、眠るまでの間天井を見つめていた経験があるのではないでしょうか。天井にある染みが人の顔に見えて怖いとか、天井のあの部分が剥げているだとか、天井の格子がいくつどとかそういう記憶が残っている人もいるかもしれません。でも果して大人になってから今住む家の天井の染みや、剥げている場所や格子の数を覚えているでしょうか?

 

 

たまには「なにもしない」も大切

天井を見つめること自体が大切なことではありませんが、(天井にヒーリング効果はないと思いますので・・・)その動作とその時間を取ることに意味があるのではないかと思います。天井を見つめるということは携帯は持ちませんし、横たわるなど楽な姿勢を取り、目が疲れることもありません。そんな数分のリラックスタイムをとること、これが体に良い効果をもたらすのでしょう。疲れすぎているときは、元気になるための趣味やリラックス法を試すことさえもできないんですよね。100あった“元気”が減って、それをまた100に近づけるために残りの“元気”を少し使って趣味などでリフレッシュするのが普段だとすると、疲れすぎているときは、100あった“元気”が少しも残っていないもしくはマイナスの状態です。リフレッシュのためのエネルギーすらない時、天井を見つめるだけで一旦“元気”を少し戻してあげる、そのための空白の何もしない時間が必要なのですね。元気になる方法が分からなくなったときは、天井を見る、つまりとにかく何もしない時間を作ることでチャージしましょう。

 

 

さいごに

帰宅後の時間は、あなたを社会の一部から、暮らしを作る第一人者へと変わる時間です。夢中になることができるものを平日の夜にも用意しておき、『平日だから』という固定概念は思い切って捨てましょう。休日と同じように遊ぶことは同時に疲れを生み翌日に影響しますが、程よい遊び方、夢中になれることへの取り組み方をすることで、平日の夜がもっと好きになるはずです。また、夢中になるということは、仕事脳との切り替えに効果的なため、リフレッシュにもつながるでしょう。仕事を早く切り替えて帰りたいと思える原動力にもなるので仕事効率アップも期待できますね。「平日でも楽しい」こう思えることで、暮らしからもたらされる幸せ感がアップする近道となります。自分のリラックスできるお家空間、時間作りにいそしんで、楽しい帰宅後の時間をお過ごしください。

 

 

KATO

考え方が変わるだけで「嫌なこと」が「プラスのこと」に見えるようになる理由

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はじめに

人が幸せになるためには、習慣を変えることが必要ですが、中でも考え方の習慣はとても重要です。起こる物事に対してどんな判断をして、どんな行動を取るのかは、いつもの習慣が自然と出てしまいがちです。例えば、相手から言われたことが許せなかったり悔しかったりしたとき、その気持ちを抱えてうずくまっていたり、反抗したりするでしょう。しかし、その行動だけでは幸せになることはできません。起こってしまった出来事に反応するのではなく、自分の考え方を変えることや、自分自身を変えていくことにこそ、幸せになるためのヒントが隠されているのです。いつでも幸せが叶う判断ができるように、幸せになる考え方を身につけましょう。

どんな思想を持っているかで人生が変わる

思想は行動の原点

考え方の慣習、つまり"思想”はその人の行動の源です。自分のことを幸せだと感じることができるならば幸せになれますし、自分のことを不幸せだと考えるならば不幸せであるほかないように、自分がどんな考え方を持っているのかは、幸せになるために重要なポイントと言えるでしょう。幸せになっている人は、考え方次第で幸せになれることを知っているために、幸せになるための考え方を持っています。実は、「幸せになるための考え方」とは、この状況をどうしたら幸せと呼べるだろうかと考えることです。これは、「嫌なこと」が起こっていても、そそれをどうとらえたら「プラスのこと」に捉えられるかと考えることなのです。起きてしまった出来事を変えることはできません。でも自分の考え方は変えることができます。現状を「どう幸せにするか」を考えることとはつまり、「いかにポジティブに考えるか」とも言えるでしょう。そうしたら自ずとポジティブな行動ができるのです。

ネガティブな思想が起こすこと

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誰かを責めたり、悪口を言ってしまう

ネガティブな感情の力の大きさは馬鹿にできません。湧いてきた感情はそのままそこに在るだけでなく、行動を起こしてしまうからです。誰かを責めたり、悪口を言ってしまったりとどうしようもないことばかりです。言われたくないことを言われたからと、感情が高ぶって出てきてしまった言葉は後悔の種になりやすくもあります。蓋を開けたら最初の頃よりも状況が悪化していたなんてことも起こりえます。ネガティブな感情が起こしがちなこれらの行動は、自分だけでなく周りの人間をもネガティブにしてしまいます。まさに無意味なことなのです。

落ち込む

誰かを責めたり悪口を言ったりした後で訪れるのは、暗い気持ちです。ほとんどの人は経験済みだと思いますが、怒ったり避難することは、一見すっきりしそうなものですが、実際は全く逆です。ネガティブな感情が引き起こした行動とともに、この感情が支配するのはその場限りの心ではなく、後味をも悪くします。落ち込んだ心では自分に自信を持つことも、何かに積極的に取り組もうと思うこともできません。

ポジティブな思想が必要な理由

幸せになるためには、自分を傷つけること、誰かを傷つけることをしないことが必要です。ネガティブな気持ちに支配されて、誰かに心ない一言を浴びせたり、陰口をたたいたりすることは相手を傷つけることです。そしてその後味の悪さは、自分の心をもむしばみます。つまり、ネガティブは何も生み出しません。だからポジティブが必要なのです。ポジティブにいることができれば、誰かの良いところを見つけようとできるはずです。そして人を大切にできる自分のことを、自分は誇らしく思えるはずです。いろいろなことに積極的に取り組む気持ちも生まれるでしょう。ポジティブは、全てのことの生みの親なのです。

幸せになれない「嫌なこと」止まりの思想

相手を認めない

例えば、会社で自分より優秀なビジネスマンを見つけたとします。自分よりデキることにやっかみを覚えて、陰で悪口を言ったり、足を引っ張ろうとしたりすることを選択する人もいるでしょう。自分より優れている人がいる状態というのは、人によっては嫉妬の対象や自分の昇進の邪魔というような「嫌なこと」と捉える人もいます。しかしその時点で、彼を超えるような業績を上げることは自分にはできない、これから先自分は彼を超えるような努力もしないと、自分自身で思いこんでしまっているということにもなります。負けることは良いものではないと思います。しかし、その「嫌なこと」を「嫌なこと」止まりにしてしまっているのは自分自身なのです。

自分のミスを認めない

「認めない」ということほど「嫌なこと」をただの「嫌なこと」止まりにさせるものはありません。自分のミスを認めない人はこの先もずっと「そのミスを認めない」地点に居続けるほかありません。その上に知識や技術を重ねても、結局いつかはまた過去にミスを認めなかった地点まで落っこちます。でも、ミスを認めた上で解決する術を探せる人は、その地点よりも確実にずっと先に進むことができるのです。夫婦喧嘩も一緒です。喧嘩は双方の責任で起こるものです。どちらか一方が責められている状態はもはや喧嘩とは呼べません。しかし、喧嘩をしたという認識があるのであれば、少なくとも自分にも非があるはずです。この際どちらが先に始めたかは関係ありません。仮に相手が喧嘩腰だったにしても、あなたもそれに対抗してひどいことを言ってしまったり、喧嘩になるような種をあなたが作ってしまっていることもあるでよう。非があるならば、それを認めることが大切です。そうして自分の非を認められたなら、「嫌なこと」は別の何かいいモノに形を変えていることでしょう。

言い訳をする

自分のミスを認めないことと同様に、言い訳をすることも幸せになるためのポジティブなこととは言えません。言い訳は、自分の非を認めていないことと繋がっています。「自分は○○したいけれど、△△だから〇〇できない」という状況は、△△の部分を自分にはどうにもできないことと考えてしまっているからです。例えば、私も悪いところがあったから謝りたいけれど、Aさんも悪いのに謝らないから謝れない」というのは、自分の非を一見認めているようで、結局認めていないことと同じです。また、「本当はできるのに、◇◇だから今回はできなかった」というような言葉も、できなかった自分を受け止めることができていません。自分が前に進みたいのであれば、まずは認めて受け止めることが大切なのです。言い訳をするということは、起こっている「嫌なこと」である「自分の非を認められない自分」や「無能な自分」で止まっていることと同義です。

「嫌なこと」を「プラスのこと」に変える思想

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認める

自分よりもできる人がいることを認められることは、自分のできなさをクローズアップさせることではありません。プラスの捉え方は様々ですが、例えば、相手の素晴らしさを称えられる心を持った人間と言えます。認めることで誰かが自分より優れている部分を事実として冷静に認識することができ、自分より秀でている人から学ぶチャンスを得られます。「自分にもできる」「お手本があることは助かることだ」と、自分が前に進むための教科書として彼を見ることができるようになります。影でやっかみを言うよりもずっと前に進むことができます。
自分の非を認めることも勇気がいることですが、「自分にはできない」「自分が悪い」という「嫌なこと」をそのままにすると、かえって自分や周囲の認識がそこで止まってしまいます。「○○ができなかったけれど、それを改善しようと頑張っていた」「悪いところを悪いと認める懐の深い人だ」と、自他ともに尊敬できる人になれるチャンスでもあります。

全て学びの機会だと思う

誰かを認めたくなかったり、自分のミスを受け止められなかったり、言い訳をしてしまうのは、それによって自分自身を深く追い詰めてしまうからだと思います。自分自身を鼓舞することは時に大切ですが、そんなに自分を責めなくてもよいのかもしれません。そしてむしろ自分に対しても他人に対しても、責めるという行為で得られるものは少ないでしょう。「なんで自分はこんなにできないんだ」「なんであの人は言った通りにできないの」とイライラする前に、目の前のことから何を学べるかを考えてみましょう。この考え方を持つことで、自ずとポジティブになれます。「学び」は、「嫌なこと」を「嫌なこと」止まりにさせない、未来ある行為です。そもそも学びは「失敗は成功の母」とも言うように、失敗や嫌なことの中にこそあるものだからです。起こったことから「学ぼう」と思う心がけだけで、自ずと自分も他人も責める必要はなくなり、建設的・前向きな「プラスのこと」と捉えることができるのです。

感謝をする

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誰かに怒られたり、言われたくないことを指摘された時、その人を「なんて人だ!」と非難したくなる気持ちは分かります。けれどそうやってその人に矛先を向けることで得られるものは、皆無と言っていいほど何もありません。むしろその人を攻撃することで、言われていることの本質を見逃し、自分が成長する機会を失うことにもなりかねません。確かに、ぐさりと来ることを言われるととても嫌な気持ちになりますが、逆に考えれば、そういう類のことを指摘してくれたということは感謝にも価すると思いませんか?言い方に惑わされずに、言われたことを理解しようとしてみると、案外最もなことを指摘してくれているかもしれません。言われた「嫌なこと」を冷静に考えれば、的を得ていることもしばしば。それに気がつくことができれば「プラスのこと」として捉えていくことが可能になります。

解決策を探す

物事がスムーズに運ばず待たされているときなどは、自分のスケジュールが狂いイライラしがちな時です。そんなとき怒鳴ったりイライラしたりしているだけでは、スケジュールが崩れただけでなく、無駄なエネルギーを使うことになり、生産性の悪いことを増やしてしまいます。でも、その空き時間を使って別の用事を済ませたり、普段ゆっくりできないことをゆっくりしてみたりと、その時間の有効活用を考えれば、スケジュールが崩れただけで済むか、むしろ本来のスケジュールよりも濃い時間を過ごせているでしょう。ミスが起こった時も同じです。ミスを叱るよりも先に解決策を考える、ミスに落ち込む前に解決策を考える、これが結果的に「嫌なこと」を最小限に抑え、「プラスのこと」へと変えられる一番の方法なのです。

「プラスのこと」に変えるために必要な+αなこと

自分の気持ちを素直に知る

自分の気持ちに素直になって紙に書き起こしてみると、見栄や強がりのない自分の言葉は、単純に悲しさや切なさを表現した言葉となるでしょう。「嫌なこと」をされた相手にぶつける時には、自分の気持ちを見栄や強がりで固めた言葉が、相手に対する攻撃の道具となります。しかし、紙にぶつけてみると本当の自分の気持ちと事実が分かります。感情が高ぶったのは相手を愛しているからだったり、自分も気にしていたことだったり、するものです。紙に書き出してみることで、本当の気持ちと事実が分かることで改善するための第一歩を踏み出すことができます。

時間を味方につける

どうしても相手に言われた一言に対して言い返したいと思ったときは時間を空けましょう。自分にとってネガティブなことを言われたとき、よっぽど訓練をしていない限り反射的にその言葉に反応をしてしまいます。つまり、逆に相手を傷つける言葉を言ってしまったり、悪態をついてしまったりと、「自分の気持ちをすぐに伝える」というのは難しいものです。また、自分が動揺しているときは、相手も動揺や気持ちが高ぶっている可能性があります。そもそもトラブルが起こるような発言がなされるということはその人に余裕がないということでもあるため、お互いに話し合うには良いタイミングとは言えません。時間を空けてみることで冷静になることができるのは相手も同じです。時間を空けることで客観的に捉えることができるのです。

さいごに

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起きている事柄は点ではありません。多面であるはずです。上に見えている1つの面を見て反射的に判断するのではなく、転がして他の面も見てみることで、その事柄の新たな可能性を引き出すことができるのです。それをする鍵が"考え方”。自分の進む道のど真ん中に落ちてきた岩を力づくで避けて進むことは、最初の頃の小さい岩ではそれができたかもしれません。でもだんだんと責任や役割が大きくなるにつれて岩も大きくなり、力づくで持ち上げることができないほどになったとき、諦めてそこに座り込んでしまう前に考え方を変えてみるのです。きっとそこには幸せになるための道に進む小さな隙間やアイデアがあるはずです。周囲の環境が勝手にガラリと変わることはないですが、自分の考え方に少しプラスするだけで、結果的には見え方が変わり、周囲の環境が変わっていくはずです。

ネガティブな状況は誰にでも起こりえますが、幸せになるために「嫌なこと」を「プラスのこと」に変える努力は誰にでも可能なはずです。ネガティブに見えることも、考え方ひとつで状況の見え方が変わります。起こった状況自体を変えようとするのではなく、自分が変われば状況も変わるものです。起きてしまったことや人のことはあなたには変えられません。あなたが変えられるのは、他でもない自分自身だけです。できることがあるとするならば、その自分の考え方を変えてみることなのです。


KATO

自分以外の何かを変えようとするよりも、自分を磨き、自分らしく在ることが良い人間関係の一番の近道である理由

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はじめに

孟子が説いたと言われることわざの「去る者は追わず来る者は拒まず」は、自分のもとから去っていく者を引き留めず、また自分についてきてくれる人を拒まないという懐の深さを表していることわざです。同時に、流されない生き方についても教えてくれているのではないでしょうか?つまり、誰かを遠のけようとしたり、誰かを取り込もうとしたりと小細工をするよりも、自分らしく生き続けることに、真の人間関係を築けることを教えてくれているのでしょう。

「去る者は追わず来る者は拒まず」が教えてくれること

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受け入れるということ

このことわざは、人間関係において、自分が誰かに対して攻撃もしなければ拒絶もしないという姿勢です。行っているのは「受け入れる」ということのみ。状況に流されずに、ありのままの自分であり続けることだけしているのです。ありのままの自分で居続け、自分が今すべきだと思うことをし続けながら、その間に起こる様々なことをただ受け止めます。誰かを取り入れたいから甘い態度を取ったり、誰かを仲間外れにしようと企むようなことはしません。良い意味で自分からは何もしません。ただ、ありのままで良いのです。

自分を高めるということ

「去る者は追わず来る者は拒まず」という姿勢は、起きている事象に惑わされずに、何が今必要なことなのかを考え、自分のあるべき姿を模索し続けています。つまり、自分を磨き自分を向上させていくことこそが、自分にとって心地よい人間関係を築く最善の方法であるということなのです。去っていく者の気を引くために言い訳をしたり、その人だけ甘やかしたり、その人の悪口を言ったりするような関係は、結果的には上手く人間関係を築くことができません。私たちはそのような暇はないのです。それよりも自分自身がいろいろな状況を受け止められるような器になり、何事も前向きに捉え、自分を磨き上げることに時間をかけることで、その魅力に気がついた人が集まってくるのです。

気がつけば乗り越えているということ

映画【トスカーナの休日】でキャサリンという女性のこういうセリフがあります。
「When I was little girl, I used to spend hours looking for ladybugs. Finally, I'd just give up and fall asleep in the grass. When I woke up, they were crawling all over me,」
「小さい頃、何時間もテントウムシを探してそのまま草むらで眠りこんだことがあったの。目が覚めると体中にテントウムシがいたわ。」
一生懸命目の前のことに取り組んでいる人には、結局求めていたものが集まるということなのですが、つまり、自分のあるべき姿に身を置き、やるべきことに注力すれば、結果的には自分の欲しかったものが手に入ることを示唆しているのです。


人間関係を変えるための捨てたい考え

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相手を「自分の領域」と考えること

世の中にはたくさんの関係性があります。会社の上司部下、友達、恋人、夫婦、家族…。生きることと切り離しては考えられない関係性だからこそ、一緒にいる時間も長く、つい相手の悪い癖や悪い習慣が気になってそれらをやめさせようとします。一緒にいる時間が長いからこそ、相手が1人の独立した人間であることを一瞬忘れてしまい、自分の暮らしの一部、ひいては自分の一部だと思ってしまうのです。自分の一部であれば自分がどうにかできるはずですから、相手の範囲に踏み込んでいるとは夢にも思いません。エレベーターで数分一緒の空間にいた知らない相手のことなら、きっとスルーできることでしょう。自分の外の世界の人を変えることは無意味であり、不可能とすら思っているはずです。しかし、身近な存在にはそれが可能だと思い、自分の考え方や習慣を押し付け、すれ違いが起こり始めます。

自分の領域化の代表例「夫婦」

本来自分以外の誰かの性質を変えることは不可能です。でも、身近であるがゆえに自分にとって手の届く存在と思いがちです。「夫婦」は、エレベーターに偶然乗り合わせた男女が、互いに自分の領域化しやすい関係です。はじめはスルーできたり、自分との違いを尊重できたことでも、だんだん自分の領域化していくことで相手に改善を求め、期待をしてしまいます。改善されない時、自分の領域の中でうまくいかない事柄が発生した気持ちになり、つい小言を言ったり、文句や嫌味を言ってしまいます。身近であるがゆえに、自分にとってコントロールできる存在と思ってしまい、思い通りにいかないことにストレスが溜まっていくのです。

人間関係を変えるために必要な「さまざまな視点」

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新しい環境なのは自分だけではない

人間関係で悩みがちな、新しい環境。自分が新しい環境に飛び込むとき、どうしても自分の大変さを中心に考えてしまいがちですが、新しい環境においては、新しい人が入ってくる古参のメンバーにとっても、馴染みの場所が"新しい環境”となっていることを覚えておきたいものです。当然古参のメンバーも、新しい相手を前にどう接したら良いのか悩みますし、人見知りの人であれば、なおさらに慎重に接するでしょう。仲良くなりたいがために、無理をして中身のない会話をしてみたり、無理やり距離を詰めようとしてみたりすることで、かえって本当の自分を見せる機会を失ってしまうことがあります。関わりづらいオーラは出さないほうがよいですが、頑張りすぎることも逆効果です。誰しも好意を持たれることは嬉しいことだといいますが、同時にそれぞれに"領域”をもっており、それを越えて入ると拒まれるともいいます。あなたが来ることで新しい環境に飛び込むことと同等な状況に置かれている相手のことを思いやる「やさしさ」も必要ということです。

やさしさという「新たな視点」

世の中には"困難”という大きなサイコロがたくさん転がっていて、人間はそれらにぶつかりながら生きています。
そしてぶつかったさいの目の一方を見て「1」だと言い張り相手を非難しますが、相手にとっては「6」であり、「1」であることを理解することはできません。同じサイコロを目の前にしているのに見えているものが違っているのです。「やさしさ」はそんなサイコロで塞がった道の上に、橋を架けてくれるものです。橋を渡って相手側に行くことで、相手に見えている「6」を見に行けるようにしてくれます。「1」しか見えていなかった私たちは「6」の存在を知り、相手を慮ることができるようになるのです。そして「やさしさ」によってもたらされたその橋は、必ずいつも相手が預かってくれます。そしてまた困難に出遭ったとき、相手もその橋を架けて渡ってきてくれるのです。

「やさしささえあれば、やらなきゃならねえことは、キッとやるもんだ」

これは、「モチモチの木」という、隆介さん作で、滝平二郎さんが挿絵を描いている絵本に出てくるセリフです。「やさしささえあれば」。本当にそういうものなのかもしれません。自分から見た局面だけでなく、相手の立場からの視点は、やさしさがもたらすものも多くあります。
やさしさを持っていれば、相手への憤りが必要のないものであると分かり、治めることがきっとできるはずです。育った環境や考え方の違いなどのおかげで、相手のことがどうしても理解できないと思えることもあるでしょうが、それでも分かり合うための術を私たちは持っていたのです。怒りや憤りなどのマイナスの感情は、自分の思い通りにいかないと思った時に起こる感情で、それは相手から見える景色を見ようとしていないことによるものが多くあります。だからこそ「やさしさ」で相手側へと橋を架け、相手の目線で景色を見ることで、困難の本当の原因を理解し、むしろ自分の悪い部分や自分勝手なところを直す目線を手に入れることができるのです。
「やさしさ」を持ち、自分らしく在り、自分を磨くことは、全て相手を変えようとするものではありません。自分の理解力を深め、自分らしさを磨く、全て自分自身を高めることです。


「去る者は追わず来る者は拒まず」で自分の領域に徹する

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自分を変える、成長させる勇気を

大切な認識は、夫は身近な存在ではあるけれど、1人の独立した人間であるということです。自分の世界、自分の思う通りに行くと思うからうまくいかないことにイライラしてしまうのです。何度も言うように、相手のことは変えることはできないのです。自分以外の相手のことを変えられるという考えは、人間関係において捨てたい考え方です。そうすれば、夫の習慣を直すのにも、自分にできる工夫を考えるようになります。夫の習慣に付き合って、小言を言ったり文句を言ったりして、ちょっと嫌な自分になるくらいなら、いっそのことそれさえも受け入れてやってあげるイイ女になってしまいましょう。自分の領域に徹することで、前よりも素敵な自分になれるチャンスも増えるはずです。

相手を信じないわけではない、自分を信じる

「相手を変えることは不可能」は相手を見限ったという意味ではありません。むしろ相手のことを大切にするための考え方です。相手が持っているボールをしがみついて取ろうとしたって誰かが傷つくだけです。自分が持っているボールで相手にアプローチすることが大事です。変わらないものを変えようと思って時間や友情をダメにするよりも、自分を変えることで状況を変える努力をしたり、そうすることで自分を成長させる方がずっと生産性があります。そして、意外にも自分の行動を変えれば周りが変わるものなのです。自分の在り方をどうするか真剣に考えて取り組むことで、自分のことを信じた作戦を立てることができます。きっと自分は状況を上手く乗り越えるはずです。

人間関係は「自分」である

自分を映す鏡、人間関係

友人関係は変化するものです。「人は自分を映す鏡」と言ったものですが、自分が変われば鏡の映し出すものも変わってきます。自分が興味あるものが変われば、自ずと友人関係も同じ興味関心を持つ者が集まります。反対にそのスタイルが合わないと感じた友人は去っていくかもしれません。そしてそれでもあなたを好きで居続ける人もいることでしょう。つまりは、人間関係は自分を映している、自分あってこそのものなのです。人間関係を壊したくないから自分自身の向上や変化をやめてしまうよりも、自分を高めることで得られる友や変わらずに側にいてくれる人を大切にする方がずっと高尚で大事なことですよね。

自分を映す鏡を磨くよりも自分を磨く

人間関係が自分を映し出したものであるとするならば、去る者に関心を注ぐことや、来る者を歓迎できないということは、自分のもとに居て欲しい人を選り好むような行為で、自分を映す鏡を磨いているようなものです。鏡とは本来、実物を映し出すものです。つまり、鏡を磨いても実物が良くなるわけではありません。反対に自分を磨くことで、鏡の中のモノは変わることでしょう。自分の事を本当の意味で理解し、本当に支えてくれる人がたくさん映るはずです。鏡の中に映るものを素敵なものにしたければ、自分自身を磨く他ないのです。

さいごに

人間関係には、生きていれば誰もが必ずと言ってよいほど悩まされます。自分らしくない行動をとったり、小細工をして人間関係の"見た目”をよくしようとしたりした経験もあるでしょう。しかし、本物の人間関係は、本当の自分の上にしか築かれません。今の自分で満足な人間関係が築けないのであれば、それは自分の成長のタイミングと言えるでしょう。「去る者は追わず来る者は拒まず」は、自分以外の何かを変えようとする努力よりも、自分自身の目の前のことをきちんとこなし、自分を成長させることに対する努力をするべきだと、そう教えてくれているのかもしれません。

KATO